小説「永沢君の詳細」(さくらももこ)の感想

★★★
伯爵レグホン大佐 2013/06/16(Sun) 14:30

内容

「てんこもり!! 永沢君」の中に収録されている小説。約50ページ。永沢君の出産から小学校2年生までのストーリー。

感想

読んでいて永沢君の扱いがひどいと思った。しかし、著者が作ったキャラクターだから、その生い立ちも自由に決められるので仕方がないと思う。

永沢君にモデルがいたかどうかは覚えていないが、もしいたとしたら本当にひどい子供時代を過ごしたと思う。面白く書こうとしたのか、それとも冗談のつもりで書いたのかどうかはわからないが、とにかくひどい子供時代だったと思う。

永沢君はアスペルガーっぽい感じで、親にも愛されていなかった模様。一人が好きで生まれた時から、しかめっ面だったらしい。

永沢君に対して普段なんとも思っていない私でも、永沢君の子供時代がひどくて憤慨するレベルの内容。面白いので興味がある人には良いと思う。

印象に残ったこと

  • 作者によると永沢君の泣き声は犬らしい。
  • 永沢君には霊が取りついている、という話になり「霊媒師 "天狗メラニー"」というのが出てくる。

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