「マリアビートル」(伊坂幸太郎)の感想

★★★★
伯爵レグホン大佐 2013/10/04(Fri) 23:43

あらすじ

狭いのか広いのかを判断し辛い新幹線の中で色々する話。色々していたら色々な人がいなくなる話。「グラスホッパー」の続編にあたる。

感想

新幹線は長いもので16両くらいあるはず。この小説は東京発−仙台行の新幹線での物語。ただし、東京発−仙台行の新幹線に東京から乗ってこの小説を読んでも仙台に到着するまでには読み切れないと思う。本書は600ページくらいある。速読ができる人は読めるのかもしれない。

先日、書店に寄ると文庫本になっていたので本書を購入した。単行本では買う気になれない。そもそも単行本というのか、それとも新刊と呼べばいいのか、よくわからない。未だにわからない。それはそうと単行本から文庫本になるまでには約3年かかっているらしい。新刊が文庫になるには約3年かかると以前、ネットで見たことがある。本の人気度合いにもよるらしい。

ちなみにこのシリーズ、といっても本書の単行本と文庫本およびグラスホッパーの単行本、文庫本だが、合わせて160万部売れているらしい。帯にそう書かれていた。4冊で160万部はすごいのだろうか。160万といえば戦闘力で言うとフリーザの第2形態くらいの強さである。最近、私は「進撃の巨人」という漫画にはまっているのだが、その漫画の帯には1750万部突破と書いてある。フリーザで言うと最終形態で12%くらいの力を出しているときである。ただし、漫画と小説ではジャンルが違うので比べてはいけないかもしれない。朝と昼と夜のテレビ番組の視聴率を数字だけで比べてはいけないと誰かが言っていたような気がする。たぶん三浦展も言っている。

三浦展のことは置いておいて、そろそろ感想に入ろうと思う。以前に単行本を読んだときより面白く感じられた。どこがどう面白いかは、特にはっきりしていないので省いていいと思う。とりあえず、夜読み続けて次の日に寝不足でやる気がなくなるほどには面白かったと思う。通勤の際にも本書を読んだが、私が会社に行くのは電車に乗って本書を読むためだと思うほどには面白かったと思う。

それはいいとして、小説内に「王子慧」という名前の中学生が出てくる。この中学生は伊坂幸太郎の小説の中でも1、2を争うほど嫌な奴であると私は思っている。この中学生と、同著者の別の小説に出てくる城山と言う刑事は、物凄く嫌な奴である。断定してもいいくらい。

そんな中学生だが、中学生と言えば制服がダサいと思う。特に女子中学生の制服はとてもダサい。だから女子生徒は中学・高等学校の志望理由として「制服がかわいいからです」とか言うのだろうか。そもそもそんなこと本当に言うのだろうか。それはそうとダサい。男子中学生も制服はまあダサいがそこまで気にならない。

印象に残ったこと

  • 「その頭、ついこのあいだまでは、それほど鈍くはなかったがな」

伊坂幸太郎の本の感想文