「だれでも書ける最高の読書感想文」(斉藤孝)の感想
伯爵レグホン大佐 2016/02/28(Sun) 17:56
あらすじ
斉藤孝は言う。感想文を書けない者は「読めない派」と「書けない派」がいると。どちらのタイプの人でもスラスラと最高に近い読書感想文が書けるよう、斉藤孝はやさしく語りかける。
感想
せっかくなので斉藤孝に教えてもらった書き方で書くことにしようと思う。
まずは本書との出会いについてだが、私が本書を購入したのは2015年の夏頃だったと記憶している。 その頃、角川書店は「カドフェス」というフェアを行っていた。 角川文庫の本を1冊購入するとブックカバーがもらえるというのだ。 ブックカバーは5種類くらいあったと思う。その中のひとつに「艦隊これくしょん」(以下、艦これ)のブックカバーがあった。
2015年の2月頃から私は深夜アニメをよく見るようになっていた。よく見るようになったというか、その頃の私は帰宅時間が24時~25時なのが普通だった。そのため、家に帰ってテレビをつけると、ちょうど深夜アニメをやっていた。そうやって見ていくと、だんだんと深夜アニメが面白くなってきて、その頃に放送されていた「艦これ」も見た。
そこで、せっかくなので「艦これ」のブックカバーがほしいと思い、角川の本で読みたい物はないかと探したが、ほしい本はなかった。そんな中、本書が目に飛び込んだ。本書の装丁は黄色なので目につきやすかったのかもしれない。それにネット上で感想文を書いている者として、この本を読んでおいても損はないと思った。
私は本書を読む前は小学校等で感想文を6、7枚も書く人の気持ちや感想文の書き方がさっぱりわからなかった。基本的に私の感想は「~だと思った」で終わりなので感想が続かない。読んだ後に感じたことを書いているだけだから。こういう書き方だと数行で書くことがなくなってしまう。ただ、小学校の作文は用紙1枚ごとの文字数が少ないので、そんな感想文でも意外となんとかなる。作文を大量に書く人は読んで感じたことだけを書いているのではなくて、それを感じて自分にどういう変化があったか、読む前と読んだ後でどのような変化があったかを書いているということが分かった。
なお、斉藤孝は最も重要なことを序章で書いている。それは感想を書く本は、ずっと手元に置いておきたい本で書くということ。一度読んだらもう読まなくる、そんな程度の本では熱のこもった感想文なんて書けない。感想を書く本は何度でも読みたくなる、そんな本で書くべきだと斉藤孝は語るのである。
さて、本書は私にとって何度も読みたくなる本だったろうか。今更だが、そもそも私は本書を最後まで読み通していない。なお、本というのは最後まで読まないといけないわけではない、ということを言う人もいるので、本書を読み通していないことはそれほど問題だと私は思っていない。ただ本書は一度読んだ後で再び読み返したくなるようなタイプの本ではなかった。しかしながら、こうして感想を書いているのだし、本書以外の感想を書く際の参考にもなると思うので、買って損はなかったと思う。
ところでこの掲示板は感想文を書いている途中に入室時間を超えてしまうと再ログインを求められ、投稿するのが面倒だと私は思った。
おわり。
管理人より。入室時間を延ばしました。