「TOEICテスト これだけ直前1ヵ月350点クリア」(鹿野春夫)の感想

★★
伯爵レグホン大佐 2013/07/06(Sat) 00:34

あらすじ

トーイックで350点取れる本。妻が夜中に物音に気がつき夫を起こすと、夫に「眠りに戻ってください」と言われたり、シーフードが嫌いな男性が、女性に無理やりエビを食べさせられて「おいしいです。これなら毎日食べられます」と言わされたり、オデッサ・システムズという会社に勤めるパウロという女性との出会いなど、いろいろな登場人物の短編集。

感想

まず初めに言うがこれをもとに1か月勉強しても350点取れるとは限らないので注意が必要である。雰囲気は漫画「永沢君」に出てくる100倍カッコ良くなれる本(←読んでも絶対に100倍かっこ良くなれない)に似ている。ちなみに私は350点も取れていない。ちなみに私は本書の学習に3か月を要した。

1ページ目に英語が超苦手な方にお勧めです、みたいなことが書いてある。しかし、英語が超苦手な方は本書を読み進めることがまず不可能(理由は後述)。それでも各ストーリーはそこそこ面白いので悪くはない。一応、日本語訳もついている。

寝ていたところを妻に起こされた夫が、妻に「眠りに戻ってください」と言うのは中々シュールだと思う。また、脊髄(せきずい)指圧師という職業があることをこの本を読んで初めて知った。脊髄(せきずい)指圧師はカイロプラクターとも言うらしい。グレイディという男が、女性にカイロプラクターを紹介してもらっていた。2回の診療で100ドルがリーズナブルらしい。100ドルということは今1ドルがいくらなのかは知らないが、私の世界では1ドル=80円なので8,000円くらいだと思う。

とりあえず350点を目指す人はこれを買って学習するよりも、中学生が使うような参考書を買ったほうが良いと思う。ただストーリーを重視するならこちらのほうが良い。

印象に残った箇所

  • リーディング上達のコツは知らない単語を無視することです。

    よくこういうことが書かれているが、英語が超苦手な人は知らない単語が多すぎるため「a」「are」「is」「you」とかしか意味が分からず、まったく文章にならないのでどうしようもないことを著者は理解したほうが良い。

    例を挙げると次のようになる。例文「I'm done with mowing the lawn.」。この例文で私が読めるのは「I'm」「with」「the」だけ。よってこの英文を訳すと英語が超苦手な人は次のようになる。私はdoneで、そのlawnで、一緒にmowingした。結局、何をしたのかがわからない。

    正解は「終わりました。芝刈りは」らしい。とりあえず英語が超苦手な人には無理だと思う。

    ↓私はドゥーンで

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