「オレたち花のバブル組」(池井戸潤)の感想

★★★★
伯爵レグホン大佐 2013/09/01(Sun) 14:14

あらすじ

オレたちバブル入行組」の続編でTBSドラマ「半沢直樹」の6話からのストーリー。詳しいあらすじはYouTubeで見逃しダイジェストを見ればいいと思う。

感想

今日から9月に入ったそうで、学生などは夏休みが終わっていたり、終わっていなかったりするらしい。詳しいことは知らないが、2学期制の学校は3学期制の学校より夏休みが1週間短いという話を聞いたことがある。聞いたことがあるだけなので実態がどうなのかは知らない。

さて、本作は以前に感想を書いた「オレたちバブル入行組」の続編である。しかしながら半沢直樹は大阪から東京へ異動しているため、前作の登場人物の大半は本書には出て来ない。だが、その出て来ない大半の人々は名前を覚える気になれなかった人物ばかりなので別に問題はないと思う。ちなみに今回も半沢直樹の子供は全く出て来ない。子供いたっけ? というような、そんな感じ。

それはともかく、本書を読んだ後にドラマを見るとストーリーの展開が早すぎて着いていけない。とにかく展開が早い。そして細部をいろいろ無視しているのでよくわからない。以前、「パイレーツオブ・カリビアン」の3作目は、映画を観ても意味が分からないと書いたが、それと同じようにドラマ「半沢直樹」も意味が分からないと思う。

ちなみにテレビの第6話は小説の140ページ目くらいのところまで進んでいる。小説は約360ページある。ドラマは全10話らしいので少し急ぎすぎだと私は思う。しかし、小説にはないドラマだけのシーンもあるので、そういう物なのかもしれない。

ドラマや映画は原作を無視した展開が多いと思う。原作の詳細なシーンを削除しすぎて意味不明な作品になったりすることもある。さらには原作にヒロインがいない場合には無理矢理オリジナル設定でヒロイン役を立てたり、オリジナルシーンばかり意識しすぎて肝心な部分がなかったりする。小説や漫画がドラマあるいは映画になるときには原作通りにはやらないという方針があるような気がする。

それに対し、マンガがアニメになるときはマンガのストーリーに忠実で、すべてのページを再現している。再現していない物もあるかもしれないが、ドラマや映画に比べると、はるかに原作通りのストーリーを流している気がする。むしろ忠実に再現しすぎて話が進まない。そんな気がする。

ところでアニメが登場人物の傍白を描くのに対し、ドラマや映画ではそれがあまり無いのはどうしてだろうか。傍白がないために何を考えて行動しているのかが分からない。なんでそんなことをしているのかがわからない。傍白はあったほうがよいと思うが。とりあえず終わり。

印象に残ったこと

  • 「羽根専務」

    羽根専務は小説では男性だが、ヒロイン役がいないのでドラマ版では女性になった。私はそう思っている。

話題作の感想文