「ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない」(黒井勇人)の感想
伯爵レグホン大佐 2013/07/13(Sat) 02:50
あらすじ
ブラック会社に就職した中卒の話。就職後2週間でプロジェクトリーダーになり、苦労の末そのプロジェクトを完遂する。その後は廃人になったり、部下を持ったり、会社を辞めそうになったりと、いろいろ忙しい。内容はwebマンガのものと同じ。ただしwebマンガの方は更新が止まっている。
感想
主人公の名前は便宜上「マ男」となっている。私はこれをずっと「まお」だと思っていた。ある日、テレビを見ているとVシネマか何かは知らないが映画のCMをしていた。そのCMでは映画化された「ブラック会社に……」の宣伝をしていた。そこで私は驚いた。なんと「マ男」は「まお」と読むのではなく「まおとこ」だったのである。これには驚いた。本当に驚いた。ショックだった。まさか「まお」でなく「まおとこ」だったとは思わなかった。
主人公は周りから「マ男」君と呼ばれている。要は「まおとこ」君ということである。しかし私はこれはどう考えても「まお」君だと思う。「まおとこ」君ではおかしいじゃないか。そもそも「まおとこ」君って言いづらい。「まお」君のほうが言いやすい。発音の面で特に。あるいは「マ男」と書いて「勇」(いさむ)と読むのかと思っていた。ところが「まおとこ」君である。これはショックだ。まおとこ君では文章としても読みづらいと思う。だから私は「マ男」君を「まお」君と呼んでいる。
それはいいとして2週間でプロジェクトリーダーになれるというのはすごい。社内規定で経験年数が○年以上必要とかそういうのがないということである。プログラマーに経験年数が要るのかどうかは不明だが。まあ主人公はプログラミングの経験が少しはあるようなので良いのかもしれない。おそらくポケコンでテトリスが作れるくらいの実力はあったのではないかと思う。どうでもいいがポケコンは容量が3000キロバイトくらいしかない。容量不足にもほどがある。どこがポケットコンピューターなのか。しかも残りの容量が1000キロバイトを切るくらいになると容量不足で組んだプログラムが実行できない。メモリを増設できるようにすべきである。せめてUSBメモリを差し込めるようにしてもらいたい。あるいはそういう物も販売しているのかもしれないが。
さて、ブラック会社というだけあって主人公の勤めている会社は定時に帰れるわけもなく帰りは深夜0時~3時くらいのようである。23時くらいで早いほうらしい。ノー残業デイで帰りが23時くらいということか。勤務時間で考えると確かにブラックだといえる。私も大体、毎日2、3時間くらいサービス残業をしているが、帰りが深夜0時を過ぎることはまずない。あって23時過ぎくらいである。一応、週休2日ではある。
私は週休2日制というのは都市伝説だと思っていたのだが就職すると本当に休んでいたので驚いた。定時に帰ることも稀にあったがこれにも驚いた。私はサービス残業をするのが当たり前で残業代は出ないものだと思っていた。残業代、週休2日、祝日休みは無いものだと思っていた。まあこれは通勤時間を片道1時間、仕事中の休憩時間を1時間と考えた場合、平日は毎日11時間くらい働いており、休日にも会社から何度も電話がかかってくるため実質休みの日が存在しない私の父を見てそう思っていたわけだが。単純に私の父の職場が異常だっただけのようである。
そもそも私の親の年間休日は20~30日くらいしかなかったと思う。これはかなり少ない。日曜日を休日と考え、日曜日は1か月に4日×12か月で1年間に48日。それに加え、正月休み5日+盆休み2日+ゴールデンウィーク2日で合計57日。そこから休日出勤(Aとする)を引くと、57‐Aとなる。休日出勤は月に2~4回ある。仮に休日出勤を月2回とすると57-24=33日。年間休日は100~120が一般的だと思うので、大体その3分の1から4分の1くらいか。とりあえず私の親もブラック企業に勤めていたということである。しかも会社が家族の社保加入を認めておらず、世帯主は社保、家族は国保と保険料の二重払いをさせられていた。
話がそれている気がする。何はともあれブックオフで105円という安価が付いているので暇があれば買って読んでみると良いと思う。内容はスレッドが並んでいるだけで、縦書きの文字ではなく横文字である。顔文字や「www」「あああああああああああああああああ」とかベジータ、ドラえもん、ジョジョの人とかが出るので、それなりに楽しめる。こういうのを何というのかいつの間にか忘れてしまった。顔文字というのだったか? 覚えていない。(管理人の注釈。アスキーアート?)