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【法務省は部落差別をしている?】
受験会場広島の合格者の事務所所在地は
10年前からきれいに分散し始めた&札幌一直線
【部落民は暴力団に入るしかない社会を法務省が作った】
過去3年間(2017年度~2019年度)の試験合格者の事務所所在地
広島 | 岡山 | 山口 | 島根 | 鳥取 | 登録率(登録者/合格者) | |
---|---|---|---|---|---|---|
令和元年(2019年)度 | 5 | 0 | 4 | 2 | 0 | 47.82%(11/23) |
平成30年(2018年)度 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 | 43.75%(7/16) |
平成29年(2017年)度 | 4 | 2 | 2 | 1 | 0 | 69.23%(9/13) |
広島 | 岡山 | 山口 | 島根 | 鳥取 | ||
合計 | 12 | 3 | 7 | 5 | 0 | =合計27人(平均9人) |
受験会場広島の合格者は登録率が低いという特徴があると思います。
中国地方の県別人口(2024年1月1日時点)
人口 | 合格者の事務所所在地 | 人口÷合格者の事務所所在地 | |
---|---|---|---|
広島 | 275万0,540人 | 12 | 22万9,211人 |
岡山 | 185万1,125人 | 3(受験会場広島のみ) | 61万7,041人 |
9(受験会場高松込み) | 6万8,560人 | ||
山口 | 131万0,109人 | 7(受験会場広島のみ) | 18万7,158人 |
9(受験会場福岡込み) | 14万5,567人 | ||
島根 | 65万0,624人 | 5 | 13万0,124人 |
鳥取 | 54万0,207人 | 0(受験会場高松込み) | 54万0,207人(事務所所在地を1として計算) |
受験会場広島は、人口の割には島根県、山口県を事務所所在地にする合格者が多く、岡山県、鳥取県を事務所所在地にする合格者が少ないです。ただし、岡山県は受験会場高松の合格者を含めれば中国地方5県の中では人口の割にはもっとも事務所所在地にする合格者が多い県です。他の受験会場のことを含めて考えると鳥取県、広島県を事務所所在地にする合格者が少ないです。
直近7年分を見ると山口県を事務所所在地にする方が極端に多く、近年の特徴として山口県を事務所所在地にする方が増えてきていることが分かる。実は岡山県を事務所所在地にする方はそんなに多くない。岡山県は過去3年間(2017年度~2019年度)の表を見たときに偶然多かっただけです。
広島県(2017年度~2019年度)
岡山県(2017年度~2019年度)
受験会場広島のみ(2017年度~2019年度)

受験会場広島は岡山県の人口の割には岡山県を事務所所在地にする合格者が少ないです。事務所所在地はきれいに分散しています。
受験会場高松込み(2017年度~2019年度)

岡山県は受験会場高松を含めれば中国地方5県の中では人口の割にはもっとも事務所所在地にする合格者が多い県です。合格者の事務所が県庁所在地の岡山県北区よりも倉敷市のほうに集中しています。のちに紹介する15年分の調査の結果のところに書いたとおり、ここ3年間の傾向として倉敷市を事務所所在地にする合格者が増えてきているようです。
山口県(2017年度~2019年度)
島根県(2017年度~2019年度)
鳥取県(2017年度~2019年度)
受験会場広島の合格者の特徴(2017年度~2019年度)
- 広島市中心部(中区、南区、東区)を事務所所在地にしない。
- 広島県東部の福山市に事務所所在地が集中している。
- 人口の割には岡山県、鳥取県を事務所所在地にする合格者が少ない(鳥取県は0)。
- 人口の割には山口県、島根県を事務所所在地にする合格者が多い。
- 山口県は合格者の事務所所在地が東側(→)に偏る。
- 合格者の事務所所在地は、基本的にはきれいに分散している。
もっと年数を広げて調べてみました(↓)。
過去15年間(2008年度~2022年度)の試験合格者の事務所所在地
広島 | 岡山 | 山口 | 島根 | 鳥取 | 登録率(登録者/合格者) | |
---|---|---|---|---|---|---|
令和4年(2022年)度 | 5 | 2 | 4 | 1 | 1 | 60.86%(14/23)※福岡1 |
令和3年(2021年)度 | 5 | 0 | 2 | 1 | 2 | 63.15%(12/19)※福岡1、香川1 特定の被差別部落民の方に 著しく不利な出題を 繰り返していたことが発覚した年。 |
令和2年(2020年)度 | 9 | 0 | 2 | 1 | 1 | 73.68%(14/19)※愛媛1。 試験前に「合格者が試験を受けると 懲戒がどうこう」と言い始めた年。 この年の私の採点結果は 検索エンジンから除外されている。 あと0.5点で合格基準点到達の年。 |
令和元年(2019年)度 | 5 | 0 | 4 | 2 | 0 | 47.82%(11/23) 試験前に「記述式の答案用紙は 受験地・受験番号・氏名も ペンで書け」と言い始めた年。 |
平成30年(2018年)度 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 | 43.75%(7/16) |
平成29年(2017年)度 | 4 | 2 | 2 | 1 | 0 | 69.23%(9/13) |
平成28年(2016年)度 | 5 | 1 | 3 | 2 | 2 | 60.86%(14/23)※福岡1。 私受験1回目。 |
平成27年(2015年)度 | 11 | 2 | 2 | 0 | 0 | 85.00%(17/20)※東京1、愛知1 |
平成26年(2014年)度 | 9 | 1 | 2 | 4 | 1 | 76.00%(19/25)※愛媛1、栃木1 |
平成25年(2013年)度 | 3 | 2 | 2 | 2 | 0 | 50.00%(9/18) |
平成24年(2012年)度 | 11 | 1 | 1 | 3 | 1 | 66.66%(18/27)※愛知1 |
平成23年(2011年)度 | 4 | 3 | 1 | 1 | 0 | 75.00%(9/12)仙台躍進の年 |
平成22年(2010年)度 | 9 | 2 | 1 | 0 | 0 | 76.47%(13/17)※神奈川1 |
平成21年(2009年)度 | 7 | 2 | 1 | 2 | 2 | 72.72%(16/22)※香川1、長崎1 |
平成20年(2008年)度 | 13 | 5 | 1 | 3 | 0 | 77.41%(24/31)※神奈川1、兵庫or奈良1 |
広島 | 岡山 | 山口 | 島根 | 鳥取 | ||
合計 | 103 | 24 | 29 | 25 | 10 | =合計191人(平均12.73人) |
直近7年間をそれよりも前の8年間と比べると広島を事務所所在地にする合格者が激減し、山口を事務所所在地にする合格者が激増しています。登録率の後ろに※印が付いている年は、中国地方以外の都県に受験会場広島の合格者と同姓同名の方の事務所所在地がある年です(近隣の九州・四国だけではなく、愛知や関東の方もおり、同姓同名の別人である可能性がある。この方らを登録率の計算から外すと登録率が数%下がる)。緑で塗っている3年間は、前回調査した3年間です。
平成23年(2011年)度以降は受験会場仙台の合格者が急増しているため、平成23年(2011年)度の登録率のところには「仙台躍進の年」と書きました。同年、受験会場札幌でも合格者数が例年の2倍弱に増えましたが、受験会場札幌は受験会場仙台と違って合格者数が増えたのは平成23年(2011年)度のみでそれ以降は元に戻っています。
広島を事務所所在地にする合格者が増えると登録率が上がり、広島を事務所所在地にする合格者が減ると登録率が下がる傾向にあると思います。
中国地方の県別人口(2024年1月1日時点)
人口 | 合格者の事務所所在地 | 人口÷合格者の事務所所在地 | |
---|---|---|---|
広島 | 275万0,540人 | 103 | 2万6,704人 |
岡山 | 185万1,125人 | 24(受験会場広島のみ) | 7万7,130人 |
61(受験会場高松込み) | 3万0,346人 | ||
山口 | 131万0,109人 | 29(受験会場広島のみ) | 4万5,176人 |
36(受験会場福岡込み※注1) | 3万6,391人 | ||
島根 | 65万0,624人 | 25 | 2万6,024人 |
鳥取 | 54万0,207人 | 10(受験会場広島のみ) | 5万4,020人 |
11(受験会場高松込み) | 4万9,109人 |
調査範囲を広げてみると受験会場広島の合格者は、人口の割には島根県、広島県を事務所所在地にする方が多く、山口県、鳥取県がそれに続き、岡山県を事務所所在地にする方が少ないです。ただし、岡山県は受験会場高松を含めれば中国地方5県の中では大体真ん中くらいになります。山口県も受験会場福岡の合格者を足せばけっこう減ってくるはずです。※注1、2015年度~2022年度の8年間の合格者7名を加えています。2008年度~2014年度の7年間の合格者は調べていないため分かりません。そのため実際にはもっと減ります。こうなります(↓)。
人口 | 合格者の事務所所在地 | 人口÷合格者の事務所所在地 | |
---|---|---|---|
広島 | 275万0,540人 | 36 | 7万6,403人 |
岡山 | 185万1,125人 | 6(受験会場広島のみ) | 30万8,525人 |
24(受験会場高松込み) | 7万7,130人 | ||
山口 | 131万0,109人 | 18(受験会場広島のみ) | 7万2,783人 |
24(受験会場福岡込み) | 5万4,587人 | ||
島根 | 65万0,624人 | 10 | 6万5,062人 |
鳥取 | 54万0,207人 | 6 | 9万0,034人 |
直近7年分を見ると人口の割には山口県を事務所所在地にする方が極端に多く、鳥取県を事務所所在地にする方が極端に少ないです。広島県、岡山県、島根県は若干島根県を事務所所在地にする方が多いものの大体同じくらいです。直近15年分と比べると近年(直近7年分)は山口県を事務所所在地にする方が増えてきていることが分かります。一方、広島県を事務所所在地にする方は激減しています。これらのことはこの表を見ることでも分かります。
広島県の15年分(2008年度~2022年度)

実は前回調査した過去3年間(2017年度~2019年度)の前年にあたる2016年度に広島市東区、翌年にあたる2020年度に広島市南区を事務所所在地にする合格者が出ており、広島県は合格者の事務所所在地が本当にきれいに分散しています(私がこのような感想を持っている理由は、この15年分の調査の過程でこのような結果(←リンク先に直近7年分、直近9年分の地図を掲載)になることを知っているためです。きれいに分散する傾向は大体10年くらい前から始まっていると思うため、直近15年分の地図を見るよりも上記リンク先にある直近9年分の地図を見るほうが分散していることが分かりやすいです)。2020年度は佐伯(さえき)区を事務所所在地にする合格者が一気に4人も出て佐伯区を事務所所在地にする合格者の数が6になりましたが、この4人がいなければ同じ広島市でも近隣の西区(合格者8)、安佐南(あさみなみ)区(合格者8)、安佐北(あさきた)区(合格者7)とのバランスが崩れ、こんなにきれいに分散していなかったと思います。広島県東部は相変わらず福山市に合格者の事務所所在地が集中しており、広島市中区よりも数が多いです(福山市18、広島市中区16)。広島市中区は合格者が法人の社員や使用人土地家屋調査士になる割合が福山市よりも高いです。合格者が法人の社員や使用人土地家屋調査士になる場合は、法人の既存(きそん)の事務所所在地を自らの事務所所在地として登録するため、土地家屋調査士の数が増えても事務所所在地の数は増えません。
現在の土地家屋調査士の数(令和06年11月11日更新調べ)
広島県内の現在の土地家屋調査士の数は中区57、南区12、東区11、西区29、佐伯区25、安佐南区32、安佐北区23、安芸区5、福山市60となっており、やはり福山市に土地家屋調査士が集中していますし、佐伯区を事務所所在地にする合格者4名が世襲の方でなければ(たとえば父と子の2人が登録しており、同じ苗字、同じ事務所所在地でしたが、その後、父だけが登録を抹消したような土地家屋調査士が入れ替わるようなケースでなければ)、もしこの方らがいなければそれだけ佐伯区の土地家屋調査士の数が減ることになりますからバランスが悪かったと思います。広島市南区・東区を事務所所在地にする方は少ないようです。
岡山県の15年分(2008年度~2022年度)

受験会場広島は岡山県の人口の割には岡山県を事務所所在地にする合格者が少なく、岡山市北区と倉敷市に合格者の事務所所在地が集中しています。岡山県は中区ではなく北区に県庁や市役所があります。現在の土地家屋調査士の数は岡山市北区79、倉敷市56のため、ここ15年間の傾向として倉敷市を事務所所在地にする合格者が増えてきているようです(香川や大阪などで受験して岡山県を事務所所在地にしている人たちのことはここでは考慮していない)。
なお、受験会場高松の合格者を含めた直近9年分の地図はこちらです。直近9年分の地図を見るほうが北区よりも倉敷市を事務所所在地にする合格者が増えてきていることが分かりやすいです。
山口県の15年分(2008年度~2022年度)

県庁所在地の山口市よりも岩国市のほうを事務所所在地にする合格者が多いです。現在の土地家屋調査士の数は下関市45、宇部市24、萩(はぎ)市4、山口市31、防府(ほうふ)市14、周南市23、下松(くだまつ)市6、岩国市20のため、ここ15年間の傾向として岩国市と、県庁所在地周辺かつ土地家屋調査士が少なかった防府市・萩市を事務所所在地にする合格者が増えてきているようです。なお、人口は岩国市よりも隣の周南市のほうが多いです。人口が少なく、土地家屋調査士の数も少ない下松市の合格者も増加傾向にあります(世襲の入れ替わり合格を前提としない場合の話です)。
なお、福岡で受験している人たちのことはここでは考慮していない。とはいえ、受験会場福岡の合格者で山口県を事務所所在地にしている方はそんなに多くないような気がします。今のところ2015年度~2023年度の9年間の受験会場福岡の合格者の事務所所在地を調査済みで、そのうち事務所所在地が山口県なのは2021年度の宇部市1、2020年度の美祢(みね)市1、2017年度の下関市、周南市各1、2016年度の宇部市2、2015年度の下関市1の合計7人しかいません。9年間で宇部市3、下関市2、美祢市1、周南市1の合計7人です。
山口県も合格者の事務所所在地がきれいに分散しています。きれいに分散する傾向は大体10年くらい前から始まっていると思うため、直近15年分の地図を見るよりも直近9年分の地図を見るほうが、きれいに分散していることが分かりやすいです。
島根県の15年分(2008年度~2022年度)

受験会場広島は島根県の人口の割には島根県を事務所所在地にする合格者が多いです。島根県の県庁所在地は松江市です。現在の土地家屋調査士の数は吉賀町2、津和野町0、益田(ますだ)市14、浜田市6、江津(ごうつ)市4、邑南(おおなん)町4、川本町0、美郷町1、大田市2、飯南町1、出雲市23、雲南市3、奥出雲町2、安来市5、松江市33のため、ここ15年間の傾向として益田市と、県庁所在地周辺かつ土地家屋調査士が少なかった雲南市を事務所所在地にする合格者が増えてきているようです(世襲の入れ替わり合格を前提としない場合の話です)。なお、人口は益田市よりも隣の浜田市のほうが多いです。2016年以降、出雲市を事務所所在地にする合格者が1人もおらず、2018年以降、松江市を事務所所在地にする合格者が1人もいないため、土地家屋調査士の数が多い出雲市、松江市を事務所所在地にする合格者は出ない傾向にあります。
島根県も合格者の事務所所在地がきれいに分散しています。きれいに分散する傾向は大体10年くらい前から始まっていると思うため、直近15年分の地図を見るよりも直近9年分の地図を見るほうが、きれいに分散していることや県庁所在地を事務所所在地にする合格者が少ないこと、益田市を事務所所在地にする合格者が増えてきていることが分かりやすいです。
鳥取県の15年分(2008年度~2022年度)
受験会場広島の合格者の特徴(2008年度~2022年度)
- 受験会場広島の合格者の事務所所在地は、10年くらい前からきれいに分散し始めた。
- 広島市中心部(南区、東区)を事務所所在地にする合格者が少ない。岡山県、山口県、島根県、鳥取県は県庁所在地を事務所所在地にする合格者が少なくなっている(県庁所在地に住む方が「よし、今自分が住んでいるところから遠く離れた田舎にあるあの人口の少ない過疎地の市を事務所所在地にしよう」とは思わないと思うため、人口が多い県庁所在地に住む方よりも人口が少ない田舎のほうに住んでいる方のほうが試験に合格しやすい傾向にあるのでは?)。
- 県庁所在地周辺かつ土地家屋調査士が少なかった市を事務所所在地にする合格者が増えてきている(例:広島市中心部を除くその周辺、岡山県倉敷市(北区よりも土地家屋調査士の数が少ない)、山口県防府市・萩市、島根県雲南市)。県庁所在地周辺ではないが、土地家屋調査士が少なかった市という意味では山口県下松市もそう。
- 広島県の「広島市中区←→福山市」、山口県の「下関市←→岩国市」、島根県の「益田市←→松江市」、鳥取県の「米子市←→鳥取市」など、県庁所在地や人口最多の市とは両極端の位置にある市を事務所所在地にする合格者が多い。すぐ隣にもっと人口が多い市があってもそう。山口県岩国市なら隣の周南市のほうが人口が多く、島根県益田市なら隣の浜田市のほうが人口が多い。岡山県も「広島県福山市←→岡山県北区・倉敷市」と見れば東西に分かれて集中している。
令和5年(2023年)度の試験合格者の事務所所在地
広島県では大竹市、廿日市(はつかいち)市、佐伯区、東広島市などの広島市中心部の周辺にある市や区を事務所所在地にする傾向が続いているようです(前回調査した過去3年間(2017年度~2019年度)と同じ傾向)。島根県では過去15年間の合格者が現在誰も事務所所在地にしていない市を事務所所在地にする合格者が出ました。他の県のことは2024年11月14日現在まだ土地家屋調査士名簿に情報がありません。
広島県の直近7年分(2017年度~2023年度)
↓前回調査した過去3年間~現在まで(つまり2017年度~2023年度の直近7年分)の試験合格者の広島県の事務所所在地。正の字の赤線は前回の調査からの増加数。市や区全体を赤く塗っているところは前回の調査では黄色く塗っていなかったところ。要は新しくそこを事務所所在地にする合格者が出たところ。受験会場広島の合格者の広島県の事務所所在地は基本的にはきれいに分散しています。

広島市東区は広島市内で唯一そこを事務所所在地にする合格者が出ておらず赤く塗られていませんが、実は前回調査した過去3年間(2017年度~2019年度)の前年と前々年にあたる2016年度、2015年度に東区を事務所所在地にする合格者が出ており、さらに2016年度は尾道市、呉市、2015年度は坂町、東広島市、三原市、神石高原(じんせきこうげん)町を事務所所在地にする合格者が出ており、受験会場広島の合格者の広島県の事務所所在地は本当にきれいに分散しているとしか言いようがないのです(↓)。
広島県の直近9年分(2015年度~2023年度)

(↑)前掲した直近7年分の地図に2016年度、2015年度試験合格者の事務所所在地を加えた地図(つまり2015年度~2023年度の直近9年分の地図)。正の字の緑色の線は前回の調査からの増加数。区や町全体を青く塗っているところは前回の調査では赤で塗っていなかったところ。要は新しくそこを事務所所在地にする合格者が出たところ。この2015年度~2023年度の直近9年間の地図を見ると今度は「あれ、広島市周辺の熊野町は?」と思うかもしれませんが、実は熊野町はこの前年の2014年度に熊野町を事務所所在地にする合格者が出ています。きれいに分散する傾向が始まったのは今から大体10年くらい前だと思うため、15年分の調査の結果を見るよりも直近9年分の地図を見るほうが分散傾向にあることが分かりやすくなっています(佐伯区を事務所所在地にする方が多いのにどうして分散していると言えるかを知るためには15年分の地図も一緒に見る必要があります)。
岡山県の直近9年分(2015年度~2023年度)

赤く塗っているところや、正の字の赤線は受験会場高松の合格者です。岡山県は北区と倉敷市に事務所所在地が集中しています。県庁所在地の北区よりも倉敷市のほうを事務所所在地にする合格者が多いです。15年分の調査の結果を見るよりも直近9年分の地図を見るほうがそのことが分かりやすくなっています。また、これは直近3年分の地図では分かりにくかったことですが、受験会場広島の合格者は岡山県の左側(←)、受験会場高松の合格者は岡山県の右側(→)に偏っています。受験会場広島の合格者が岡山県の左側(←)に偏っていることは15年分の地図を見ることでも分かります。
もしかすると岡山県は15年分の地図に受験会場高松の合格者を付け足したほうが分散していることが分かりやすくなるかもしれません。2008年度~2014年度の受験会場高松の合格者で岡山県を事務所所在地にしている方は北区10、中区2、倉敷市3、美作市1、和気町1です。2015年度から突然珍しいところを事務所所在地にする合格者がポンポン出てくるようになるため、分散し始めたのは2015年度以降のような気がします。
山口県の直近9年分(2015年度~2023年度)

山口県も15年分の調査の結果を見るよりも直近9年分の地図を見るほうがきれいに分散していることや岩国市を事務所所在地にする合格者が増えてきていること、県庁所在地を事務所所在地にする合格者が少ないことが分かりやすくなっています。赤く塗っているところや、正の字の赤線は過去3年間(2017年度~2019年度)の地図から増えたところです。正の字の青線は受験会場福岡の合格者です。受験会場福岡の合格者は9年間で宇部市3、下関市2、美祢(みね)市1、周南市1の合計7人です。
島根県の直近9年分(2015年度~2023年度)

島根県も15年分の調査の結果を見るよりも直近9年分の地図を見るほうがきれいに分散していることや県庁所在地を事務所所在地にする合格者が少ないこと、益田市を事務所所在地にする合格者が増えてきていることが分かりやすくなっています。赤く塗っているところや、正の字の赤線は過去3年間(2017年度~2019年度)の地図から増えたところです。令和2年(2020年)度に受験会場福岡の合格者で島根県益田市を事務所所在地にする合格者の方が1名出ているため、実際には益田市は1増えて4になります。
受験会場札幌の合格者の事務所所在地

受験会場札幌の平成20年(2008年)度~令和4年(2022年)度の15年間の試験合格者は道北の旭川市に集まる特徴があります。道北の人口は北海道全体の3.94%にすぎませんが、そこに北海道全体の土地家屋調査士(平成20年(2008年)度~令和4年(2022年)度の試験に合格した土地家屋調査士)の11.60%が集まっています。道南は函館市、道央は札幌市とその周辺、道東は帯広市と釧路市に集まる傾向があります。受験会場広島の合格者の事務所所在地はきれいに分散していましたが、受験会場札幌の合格者の事務所所在地はどこかに集まる(黄色く塗られている場所が少ない)傾向にあります(鳥取県も黄色く塗られているところが少なめだと思いますが)。
岡山県は合格者の事務所所在地をつなぐと縦に線が引けるような位置に合格者の事務所所在地がありますが、北海道の道東には斜め(↙)の線を2か所引けるような位置に合格者の事務所所在地があります。下側の斜め(↙)の線は道央までつながっています。グーグルマップで北海道の航空写真を見てみると、上側の斜め(↙)の線のあたりが若干白っぽく見えるような気がします(北海道は緑が多く、白っぽいというか緑色が薄いような感じのところは山や森ではないところ。完全に白いのはたぶん雲です)。グーグルマップを見た後なら道北の旭川市と剣淵(けんぶち)町を通るような縦の線も見えるようになると思いますが、道北に事務所を置く合格者の事務所所在地は旭川市に集中しており、この辺りに縦の線が引けることに気がつけるほどの事務所所在地の分散は見られません。

下側の斜め(↙)の線の辺りには特に白っぽい線は見えませんが、この辺りに斜めの線が引けるような形でその辺りを事務所所在地にする合格者が続出していることは確かです。この下側の斜めの線は、線の右半分のほうはむしろ周囲よりも緑が濃く、線の左端のほうでは道東と道央を分断する日高山脈を貫いてまで一直線になっており、白っぽい線が見えなくても、むしろ緑色のほうが濃くても一直線になっているという、他の直線とは異なった特徴を持っています。この直線の右半分のほうの下側にある沿岸部のほうなら若干白っぽい線も見えますが、白っぽい沿岸部ではなく少し奥まったところを事務所所在地にする合格者が続出しています。網走市と北見市の2市しか連ならない上側の斜めの線と違って下側の斜めの線は連なる市や町の数が多いのに、道南の函館市や道央の札幌市や道北の旭川市のように一極集中することもなく数多くの市や町に分散しながら一直線の線を引けるような形で、この辺りを事務所所在地にする合格者が続出しているようです。
平成23年(2011年)度以降は受験会場仙台の合格者が急増していますが、平成23年(2011年)度は受験会場札幌でも合格者数が例年の2倍弱に増えています。ただし、受験会場札幌は受験会場仙台と違って合格者数が増えたのは平成23年(2011年)度のみでそれ以降は元に戻っています。
個人的な感想
受験会場札幌の北海道を事務所所在地にする合格者の約半分(51/112人=45.53%)は県庁所在地の札幌市を事務所所在地にしており、残りの約半分は白っぽいところや白っぽくなくても道東の一直線を事務所所在地にしていますが、なぜか複数の県で人口が多い県庁所在地よりも人口が少ない過疎地の市を、しかも均等にバランスよく事務所所在地にする合格者が出るという不思議な現象が起こっているのが受験会場広島なのです。
合格者の受験番号が連続・近接しやすい傾向について
受験会場札幌・広島の特徴の1つとして合格者の受験番号が連続・近接しやすい傾向がありましたが、他の複数の受験会場の合格者の事務所所在地を調べてみると、受験番号が近いと事務所所在地も近い(たとえば同じ県を事務所所在地にしている)ような傾向にあることが何となく分かってきています。あくまでも傾向の話であり、必ずしもそうであるという話ではありませんが。
特定の位置で大量の不合格者が出る傾向について
受験会場広島ではかつて受験番号5100の前後、同5200の前後で大量の不合格者が出ていましたが、要は郵便の関係(受験生の住所や受験申請書を出す時期。この時期にこの郵便局に受験申請書を出したら、このくらいの日数で法務局に届いて、これくらいの受験番号になるよねという関係?)で毎年その辺りの受験番号が付くような人たちが大量に不合格になっていたのかもしれません。受験番号5100の前後、同5200の前後で大量の不合格者が出ていた2017年度・2018年度は合格者のうち広島県を事務所所在地にする方が極端に少なかったため、もしかすると広島県の方がその辺りの受験番号に多かったのかもしれません。現在は合格者の受験番号が連続・近接しやすかったり、受験番号5100の前後、同5200の前後で大量の不合格者が出たりするような傾向は見られなくなってきています。もしかすると何か対策をしたのかもしれません。たとえば届いた郵便物をシャッフルするなどの対策です。郵便物をシャッフルすれば「合格者の受験番号の連続・近接」「特定の位置で大量不合格」の2つを同時に抑え込めますよね。
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