【土地家屋調査士試験】
令和最新の択一式おすすめ新テキストは?

市販のテキスト

昔は2種類あったが、今は「受験100講」一択

市販のテキストは「受験100講」シリーズと旧「合格ノート」シリーズの2つしかありません。ただし、旧「合格ノート」シリーズは2017年に品切れになり、Amazonで中古本の値段が高騰しているため、これから勉強を始める初学者の方の選択肢には入りにくいと思います(2018年12月現在は定価の1.5~2倍くらいの値段に落ち着いていますが、2017年1月頃には1冊2~5万円くらいはしていたと思います)。

個人的には市販のものからテキストを選ぶのであれば、少々値段が上がっていても旧「合格ノート」シリーズ(特にⅠ上・Ⅰ下の2冊。Ⅱはいらない)も一緒に購入することを強くお勧めしますが、価格の手ごろさや入手しやすさ、また法改正もあることを考えると、今のところ1冊目の市販テキストは2018年2月13日に新版も出た「受験100講」シリーズ一択です。

市販のテキスト

あくまでも市販のものにこだわるのであれば、旧「合格ノート」シリーズ(特にⅠ上・Ⅰ下の2冊。Ⅱはいらない)は2つ目の市販テキストとして購入することになると思います。個人的にはテキストは市販のものを購入するよりも、最初から早稲田法科専門学院(「受験100講Ⅰ・Ⅱ」を出している学校)の予備校講座を利用するか、例年合格者の約半数を輩出している東京法経学院の「直販教材」や次に紹介する「教材学習タイプ」(新合格ノートⅠ・Ⅱ・Ⅲ。合格ノートは品切れになりましたが、なくなったわけではありません)を利用したほうが良いと思います。今2021年3月ですが、旧「合格ノート」シリーズは今となってはもう古いですよね。「教材学習タイプ」で新合格ノートを入手したほうが良いのではないかと思います。

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教材学習タイプ

新合格ノートⅠ・Ⅱ・Ⅲ

かつて市販されていた旧合格ノートは、現在では通学・通信講座専用の非売品のオリジナルテキスト「土地家屋調査士 新合格ノートⅠ・Ⅱ・Ⅲ」になっています。

今のところ、東京法経学院の通信講座である「土地家屋調査士 新・最短合格講座」の「基礎力養成編のみ」かつ「教材学習タイプ」(要は答練・講義なしで教材だけがもらえるタイプ)を購入するのが最安値の入手方法です。

この「教材学習タイプ」は「新合格ノートⅠ・Ⅱ・Ⅲ」や「書式攻略ノートⅠ・Ⅱ・Ⅲ」(いずれも非売品の講座利用者専用のオリジナルテキストです)をはじめとして、勉強に必要なものが一括で一通り手に入るため、これから勉強をはじめる独学者の方に非常におすすめのコースです。縮尺目盛付きの三角定規や全円分度器も付いており、ぱっと見て足りないと思うのは関数電卓と三角スケールくらいです。

土地家屋調査士試験の学習において独学者にありがちな択一式の勉強を完全に終わらせてから記述式へ、と勉強を進めることは悪手のため、勉強に必要なものを一括でひととおり手に入れることにも意味があります。勉強に必要なものを少しずつ購入していく場合と比べると、送料や交通費の節約にもなります。

DVDや動画DL等の講義は付いていないため、まれによく見る「講義は時間の無駄。テキストだけが欲しい」と考える初学者・独学者の方に最適のコースです。非売品の講座利用者専用のオリジナルテキストも手に入るため、教材の部分では講座利用者と対等になれます。

受験の再考

テキスト等だけが欲しいと思っていてなおこのコースを選ばないということは、単純に貧しくて受験勉強の開始・継続が金銭的に困難、あるいは目先の利益にとらわれて真実が見えなくなっていることを意味していると思います。

土地家屋調査士試験は市販の本や直販教材を使って独学で勉強を進めるなら2、3年の短期合格かつ購入するものを抑え気味にしても合格までに20冊強~40冊弱の本や作図道具、関数電卓、受験料等で総額20万円弱はかかるため、予備校側がきちんと必要なものをオリジナルテキストを含めたワンセットで用意してくれており、自分でやみくもに色々なテキスト等を個別に購入していくよりも安くつく可能性さえあるというかこのコースの教材だけで勉強を進めるなら、普通はこちらのほうが安くつく。私が心配しているのは、予備校講座を何社も利用している合格者でも、実際に自分が使ったものだけを紹介すると言いながら、予備校製ではない市販の書籍を自分のサイトで何冊も紹介していることですこのコースに手が出ないとなると、もはや受験を再考すべきです。

金額の比較

ここに書いている予備校講座の値段は試験会場で配られていた東京法経学院のパンフレットに載っていた「2021年度 合格講座パックプラン 価格表」の値段です(10%税込)。正確な値段はリンク先で確認してください。

なお独学20万円弱は実際に私が使った費用を参考にして求めています。私は本来必要だと思われるテキストすら当時は品切れや絶版状態、その存在を知らなかった、そもそも存在すらしていなかった(後になって新発売された)等の理由で購入しておらず、当時定価150円(税込162円)のものを税込100円で購入したり、ノート1冊当たり税込40円程度で入手したりしており、一般的なケースと比べると非現実的かつ、かなり切り詰めた貧乏コースとなっています。普通に勉強を進めるなら独学でも20万円を超える可能性があります。

独学よりも通信講座を取るほうがお得!

土地家屋調査士試験は市販の本や直販教材を使って独学で勉強を進めるなら2、3年の短期合格かつ購入するものを抑え気味にしても合格までに20冊強~40冊弱の本や作図道具、関数電卓、受験料等で総額20万円弱はかかります。

実はこれは例年、土地家屋調査士試験の合格者の約半数を輩出している大変実績のある予備校である東京法経学院の通信講座である「土地家屋調査士 新・最短合格講座」の「基礎力養成編のみ」コースの2タイプ(「DVDタイプ」と「WMVダウンロードタイプ」の2つ。上述した「教材学習タイプ」に映像講義が付いたもの)のいずれか1つを購入するのと大して変わらないくらいの金額です。

金額の比較
  • DVDタイプ22万2,200円
  • WMVダウンロードタイプ(19万3,600円
  • 教材学習タイプ(14万4,100円
  • 独学(20万円弱

ここに書いている予備校講座の値段は試験会場で配られていた東京法経学院のパンフレットに載っていた「2021年度 合格講座パックプラン 価格表」の値段です(10%税込)。正確な値段はリンク先で確認してください。割引キャンペーンをしていることもあります。

それでいて実際、そこからどのくらいの合格者が出るのかを思えば、予備校の講義を受けたほうが圧倒的に合格に有利しかも独学や、教材だけを渡されて1人で勉強する苦労を思えば、講義を聞くほうが楽そうだし、短期間で済みそう。受験回数が減れば、受験料(8,300円)を支払う回数や六法(R3年版は税込5,830円)三角定規(税込3,500円前後)過去問の補充(1,200円くらい)、誌上模試(1,200円くらい)等の購入回数も減りますから経済的にも予備校利用者のほうがお得ですよねだと思いますから、もはや独学者はどうして独学を選んでいるのかがまったく分かりません。

「教材学習タイプ」と「WMVダウンロードタイプ」との差額を確認してみてください。それが講義の値段です。本当に安いです。講義を受けないことの金銭的なメリットは最初から薄い上に、仮に独学のほうが安くつくと言っても、それは試験に合格できた場合の話であり、そもそも試験に合格できなければ、そのわずかなお金を浮かせたこともメリットにはなりません。お金をケチって試験に合格できなければ安物買いの銭失いになります。

また、資格取得の際に予備校講座を利用する利点として、効率の良し悪しやお金で時間を買えることがよく指摘されていますが、土地家屋調査士試験の独学に関しては単に効率が悪いとか時間がかかるとかいう話ではなく、それ以前の問題として、そもそも独学合格者がほとんどいないという、金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るよりも難しい的な問題があるのです(実際のところはお金持ちほど楽々通り抜けられて、逆に貧しい方はぜんぜん通れていないというのが実情ですが。その実情をこれからお話ししたいと思います)。

独学合格者の少なさ

土地家屋調査士試験は宝くじ、サッカーくじで1億円以上の高額当せんを出した人よりも合格者数が少なく、月刊誌「不動産法律セミナー」の合格者アンケート調査によると、例年その回答者の9割強~1の位を四捨五入すれば最大100%になるような割合の方たちが受験指導校を利用しており、もはや独学合格者など存在しないに等しい存在です。平成27年(2015年)は宝くじ、サッカーくじで1億円以上の高額当せんが448口あったそうです。朝刊の開運グッズの紙面広告に載っていた数字です。土地家屋調査士試験の合格者は例年約400人です。

独学合格は難しいとか大変だとかいうレベルではなく、そもそもほぼいないのです。たとえばネット中を探しまわっても、独学で土地家屋調査士試験に合格してサイトを作っているのは、平成19年(2007年)度合格の元公務員の方が1人見つかるくらいです。過去に閉鎖した独学合格者のサイトがなければ、彼は数十年に1人レベルの逸材です(独学で合格したことがすごいのはもちろん、長年の間、独学で勉強を始めようとしている方たちの窓口になってきたという実績がそういう逸材にさせた何よりの理由ですが。ちなみに数十年というのは個人サイトが生まれ始めた1990年代~今現在までのここ2、30年くらいのことを指して言っているつもりです)。

あなたの周りに宝くじ、サッカーくじで1億円以上の高額当せんを出した人はどのくらいいますか? 10人くらいいますか? 2016年7月のニュースによると「戦後の総理大臣は33人中13人が親戚だった」という情報もあり、自分の親戚の中に宝くじ等で1億円以上を当てた人が10人以上いないなら土地家屋調査士試験の独学はやめたほうが良いです。

しかし、もしあなたが予備校講座を利用するなら、将来の合格者がたくさんいる環境に身を置くことができるため、まだ合格の可能性も出てきます(そこからは合格者がどんどん出ていますからね。総理大臣と同じです)。予備校講座を利用するということは、総理大臣の親戚になるということです。出ないところからは出ないのが、総理大臣と土地家屋調査士試験の合格者です。入口を間違えないことが大切です。

独学者でもアウトプットには答練講座が必要

もう1つ合格に近づけるお得な情報があります。それは本当に試験に合格したいなら予備校の講義を聞くのは当然として、アウトプットのための「答練講座」も一緒に購入して、全部込み込みのフルセットで行くべきだということです。土地家屋調査士試験の勉強は「講義を受ける基礎講座+本試験の練習をする答練講座」のワンセットで1つの完成品になります。

答練講座は本試験形式の新作問題を解いて本試験の練習をする講座です。回数があるため、択一式なら肢を何個読んで解答するか、記述式なら土地と建物のどちらから問題を解くか等を試してみることが可能です。1年に1回、本試験で初めてのアウトプットを体験する独学受験生と比べれば圧倒的に優位な立場に立てるのです。同じ受験1回目でも過去に答練講座を受けていたかどうかで踏んできた場数が違います。

しかも答練講座はインプットの基礎講座の部分とは違って、独学では代替できないところです(そのため、上のほうで提示した独学と予備校講座を利用した場合の金額の比較にもアウトプットの部分は含めていません。独学者でもアウトプットの部分は答練講座を利用するしかありません)。たとえヤフオクで中古の答練教材を買っても採点は受けられないため、それではただ1人で過去問や問題集を解いているのと何ら変わりがありません。合格者でも自分のミスにはなかなか気がつけないことが分かっており(たとえばリンク先の方は①「名称を変更した日から」を「名称を変更した時から」と書いたこと、②罰則の有無を答え忘れていたこと、③建物図面に「主である建物の存する部分1階,2階」を書いていないことの3つのミスに気がつけていないようでした。自己採点はとても難しいです)、自分の実力を正確にはかるためには第三者による採点が欠かせません。

また、何度も問題を解いている時点で過去問や問題集はアウトプットのための道具ではなく、インプット用の教材になっていることに早く気がつくべきです。答練も一度問題を解いてアウトプットをした後は、復習のインプット用の教材になります。というか独学者はそもそも市販のテキストを読んでも、その内容がよく分からなくて、逃げるようにして過去問に進み、過去問を通してインプットを行っているのでは? そのため実は独学者はアウトプットをまったく行っておらず、試験本番になって初めてのアウトプットを体験し、想定外の出来事に翻弄されながら、そのまま試験にも落ちてしまうのでは!?

1年に1度しかない本試験で初めてのアウトプットを体験し、合格発表や採点結果の通知を受けて、初めて自分の無能さを思い知るのでは手遅れです。土地家屋調査士試験の勉強には答練講座の利用が欠かせません。

時間を使うよりもお金を使うほうがコスパが良い

独学でどんなに頑張って勉強しても、かなりの高確率で試験に落ちます。死に物狂いで勉強をするのは合格を目指す受験生にとっては当然のことだからです。頑張ったかどうかでつく差はわずかです。

一方、お金は出せない人もいるため、その効果が如実に表れます。現に合格者アンケート調査にその効果がはっきりと表れています。しかもお金は一方的に過ぎ去っていくだけの時間とは違って、払っても払っても働けばまた自分の手元に戻ってくるため喪失感がとても薄いです。

時間をかけてもその効果は表れにくい上に、一度失った時間は取り戻すことができません。一方、お金はその効果が合格者アンケート調査に如実に表れており、しかもお金は時間と違って後から取り戻すことも可能です。時間を使うよりも、お金を使うほうが圧倒的にコスパが良いのです。お金の力は最強です。

死ぬ前に貯金が15万円なくて困ることが何かありますか?

予備校講座は通信講座なら「基礎講座+答練講座」で大体35~45万円くらいが相場だと思います(実際は早期申込割引があるのでそれを利用すればもっと安くなる)。すごく安いですよね。独学にかかる費用に、ほんの少しお金を足せば、ほぼゼロに近かった合格可能性がぐっと上がるのです。独学2、3年で20万円弱を全損して合格をあきらめるか、それとも、そこに少しお金を足して成果を得るかの二者択一です。

もし自分の貯金が35万円なくなって困ると思っている方は、その認識を改める必要があります。自分の貯金が35万円なくなって困る方は、その35万円が自分のもとに残っていても、どの道、将来困ります。たとえば定年退職時に貯金が40万円しかない人を想像してみてください(単身世帯の金融資産の中央値は32万円。金融広報中央委員会2017年のデータ)。過去に予備校講座(35万円)を買わずに独学2、3年で20万円を全損して合格をあきらめていれば差額の15万円は手元に残っていて55万円はあったのに~、と思うかもしれませんが、40万円だろうが55万円だろうが、どの道、心細い数字であることに変わりはありません。合格実績の高い東京法経学院」や「オンライン専門予備校のアガルートアカデミー」等に全財産を捧げてでも、土地家屋調査士試験に合格して成功をおさめ、おおもとの貯金額を増やすしか解決策はありません。

節約は問題を解決しません。入ってくる金額を増やさない限りどうにもなりません。

東京法経学院の直販教材

一般書店では販売されていない直販教材(東京法経学院の公式サイトから購入できます)には次のようなものがあります。個人的にはテキストは市販のものを購入するよりも、最初から早稲田法科専門学院の講座を利用するか、前掲した「教材学習タイプ」や、こちらで紹介する直販教材のほうを利用したほうが良いと思います。

直販教材
  • 土地家屋調査士 NEW 4WDノート -4KU-NOTE-

    中・上級者対象のテキストです。月刊誌「不動産法律セミナー」(2017年8月号)によると、よく売れているそうです。同じ月刊誌の2018年4月号には、そこにさらに「在庫僅少」の文字が付け加えられていました。本当によく売れているようですね。この本に掲載されていた内容が本試験の記述式にもズバリ的中!しています。

  • 土地家屋調査士 択一攻略要点整理ノート Ⅰ・Ⅱ

    重要事項のまとめと練習問題を収録。元は旧「合格ノート」とともに予備校生に配布されていた予備校利用者専用の非売品のオリジナルテキストです。重要事項のまとめと練習問題が交互に続いており、テキストを読んだ後ですぐに問題演習ができるようになっています。テキストで得た知識を使ってすぐに練習問題に入ることで、手っ取り早く知識の活用と定着をうながす速習タイプのテキストです。


中・上級者対象のテキストの前には初級のテキストがあり、その初級のテキストに関しても直販教材になる前は択一式のサブテキストとして旧「合格ノート」とともに予備校生に配布されていたテキストであり、要はテキストは1シリーズではどこか不安が残るようなところがある点を心にとどめておいてほしいと思います。要は重要事項から漏れた知識はどこで確認すれば良いのか? 直販教材は上記2つを両方とも買うべきではないか? ということです。

私が使用したテキスト

ちなみに私はテキストは「受験100講Ⅰ」を使いました。民法の勉強をするつもりがなかった私には、こちらのシリーズのほうが安くつくためです(私が勉強を始めたばかりの頃は、まだ書店に旧「合格ノート」もありました)。

ここで市販のテキストの収録内容をもう一度確認します。


当時の私は土地家屋調査士法の勉強にはテキストがいらないことを知らなかったため「受験100講」シリーズなら1冊(Ⅰのみ)で済むところ、旧「合格ノート」シリーズなら3冊すべてが必要となり、差額が大きかったのです。

ちなみに当時はまだ直販教材は発売されていませんでした。

テキスト選びのアドバイス

勉強の始めにどのテキストを読むかは重要なことではないです。ビート板で渡米も可能(※)という意味では不動産登記法は過去問+六法、土地家屋調査士法は六法のみで点が取れるし、民法に関しては土地家屋調査士試験専用のものでなくても、ほかにも評判の良い基本書や問題集がたくさんあるので、それ専用の民法のテキストを読む必要性はとても薄いです。民法は「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 民法Ⅰ民法Ⅱ」がおすすめです。


※ ビート板で渡米も可能

Yahoo!知恵袋「私は海外旅行に行きたいのですが、お金がないのでビート板でハワイまで泳いで行こうと思います。水泳方法を教えてください。おすすめのビート板は?

不適切な内容が含まれている可能性があるため、非表示になっています。
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「・・・(絶句)」

受験100講Ⅰ(改訂3版)

2018年2月13日に改訂4版が出ました。

宅建試験や行政書士試験、社会保険労務士試験、司法書士試験などのテキストと比べると、土地家屋調査士試験のテキストは比較的サイズが大きく、紙面には飾り気がなく、色使いも控え目な本が一般的です(直販教材も土地家屋調査士試験合格サイト 東京法経学院で一部立ち読みができるため雰囲気はつかめると思います)。

市販の本なら法学書院の土地家屋調査士受験研究会の本(緑色の本)がよくある普通の予備校本に近いような雰囲気の本です。択一式の対策になるのは「不動産登記法 政省令逐条解説」です。この本は他の土地家屋調査士試験用のテキストと比べるとサイズが小さいため、公共交通機関の中でも読みやすいです(ちなみにこの本は「六法」ではなく「コンメンタール」と言われるタイプの本です。コンメンタールは条文を載せて、それを1条ずつ解説していく書籍です。この本は不動産登記法のコンメンタールのため、不動産登記法の条文を1条ずつ解説しています。不動産登記法関係の政省令も関連条文ごとにばらして各所に載せていますが、政省令のすべての条文を掲載しているわけではないため、六法として使うことはできません)。

受験100講

受験100講は中身のほとんどが文章で構成されており(とはいえ、どんな本でも文章で構成されているものだと思いますが、この本の最初の数ページを読んでみると、過去に他の法律関係の資格試験の勉強をしたことがある人なら、たぶんちょっと変わった本だと思うような感じの)、見た目はどちらかといえば文字がぎっしりと詰まっているような普通の(学者が書いたような)本に近いです。

書きぶりも筋道を立ててグダグダと何かを説明しているような内容になっており、他の資格試験の市販の予備校本のことを知っていると、やはり少し変わった本だという印象を持つと思います(私はこの本を読んでいて何となく、大学の期末試験前に読んでいた「えんしゅう本」の論証ブロックのことを思い出しました。論証ブロックのように順を追って、きっちりと説明しているのです)。けして文字しか載っていないわけではなく、よく図解も出てきますし、見出しや箇条書きも普通の本と比べると多いのですけれどね(そこはやはり小説みたいな本とは違って土地・建物に関する資格試験の本なので)。ところどころ日本語がおかしいのも特徴です。改訂3版のはしがきの下のほうや本文の1ページ目を読むだけでも日本語がまずいことが分かりますので、気になる人は書店で試し読みしてみてください。ただし、勉強に支障が出るようなものはなかったと思います。むしろ日本語が少し変なほうが読みやすくて良いと思います。


どういうふうにおかしいかと言うと、たとえば、改訂3版はしがきの「試験はいい加減な知識は役立たない。本質を理解して欲しい。それには、本書を繰り返し読むことでその本質が何であるかをつかむことができるだろう」などです。ここは「試験はいい加減な知識は役立たない。本質を理解して欲しい。(それには、)本書を繰り返し読むことで、その本質が何であるかをつかむことができるだろう」(または「それには、本書を繰り返し読むことである。きっとその本質が何であるかをつかむことができるだろう」)とすべきです。

接続詞については、従うものがないのに「したがって」を使ったり、前提となる文章がないのに「そこで」を使ったりしていることがあります(こういう、接続詞をよく使っているところが論証ブロックっぽさを出していると思います)。改訂3版はしがきの「それには、」も接続詞で、その接続詞がこの文章をおかしな日本語にしていますが、合いの手のような接続詞「それには」がここに入ることで文章に勢いがつき、話し言葉のようにすっと頭に入ってくる分、意味もよく通じるようになっていると思います。

不要な「を」を付けていることもあります。たとえばこれは私が作った例文ですが「文字を入力をする」などです。文字を入力する、文字の入力をする、なら良いのですが。

「は」と「も」の使い分けもできていません。たとえばこれは私が作った例文ですが「今日は食パンを食べた」と「今日も食パンを食べた」は意味が違いますよね。

語順がおかしいこともあります。たとえば改訂3版7ページの「従来登記が完了したことは、登記済証の交付によって申請人は理解した」などです。ここは「従来申請人は、登記が完了したこと登記済証の交付によって(申請人は)理解した」とすべきです。

変な日本語がミスリードにつながり、注意深く読まないと意味が分からなくなることもあります。たとえばこれは私が作った例文ですが「りんごとみかんの違いは2つある。その1つは、りんごは赤いがみかんはオレンジ色だということである。(筆者注:ここで段落分けあり)その2つは、味が違うということである」と書いてあるような箇所がありますが、この文章の中の「その2つは」を赤とオレンジ色のことだと勘違いすると意味が分からなくなります。一応段落分けはありますが「その2つは」を「もう1つは」にしたり、「1つ目は」「2つ目は」という書き方にしたほうが良いと思います。

いかがでしたか? 勉強に支障が出るようなものはたぶんなかったと思います。本質は理解できると思います。少々日本語が変でも意味が伝われば良いのです。むしろ日本語が少し変なほうが読みやすく、理解しやすく、記憶にも残りやすく、また、次はどんな変な文章が出てくるかが楽しみで本書に興味を持ち、どんどん読み進めていけると思います。「従来申請人は、登記が完了したことを登記済証の交付によって理解した」と書くよりも「従来登記が完了したことは、登記済証の交付によって申請人は理解した」と書くほうが、誰が何を理解したのかが分かりやすいと思います。

この本の文体に感銘を受けた私は、たとえば「解答が少々不確かでも、誰でも見られるYouTubeで早く情報を流してくれるという価値のほうがずっと大きいと思います。」という文章を書くことができました。


しかも勉強の始めにどのテキストを読むかは結構どうでも良いようなところがあり、テキストを熟読するよりも過去問を解いたほうが手っ取り早く実力が付くので、過去問に入る前のテキストの一読はできるだけ手早く済ませたほうが良く、そういう意味では不動産登記法のテキストがこれ1冊で済むというのは、とてもうれしいことです。

実際のところ、他のシリーズの本(旧「合格ノート」のこと。今はもう市販されていませんが)と比べて文字数が多いのか少ないのかは分かりませんが(何しろ受験100講は文字だらけなので)、しかし、少なくとも気持ちの上ではこれ1冊で済むという手軽さがあります。

おすすめのテキストは?

ところでYahoo!知恵袋等を見ていると「おすすめのテキストは?」と聞いている人が多いですが、もし「受験100講Ⅰ」をメインテキストにするつもりなら、最初から早稲田法科専門学院の講座を利用するか、それとは別の他のシリーズのテキストをもう1つ購入する(要はテキストは2種類買う)ことを強くお勧めします。たぶんどのテキストを買っても(たとえ「受験100講Ⅰ」しかテキストを買わないとしても)過去問中心の勉強になるのでテキストの使用頻度はそう高くないと思いますが、それでも「受験100講Ⅰ」以外のテキストが手元にあればそれを使う機会はきっとあると思います。

というのも、私が勉強中にどうしても分からないことがあるときに、ワラにもすがる気持ちでネットで検索してみたときに引っかかってきたのがGoogle ブックスによる旧「合格ノート」シリーズの一部のページのプレビューだったためです。

独学だと疑問はすべて自分で解決しなければならないため、検索先は多いに越したことはありません。なにもテキストの最初から最後までを全部読めと言っているわけではなく、自分が気になるところだけを読んだり、調べたり、読み比べたりするだけですから、テキストは何シリーズあろうと問題ないです。むしろ独学を選んでいるのにテキストを1シリーズしか持っていないほうが問題です。予備校利用者が少しの本(たとえば某大手予備校講座だと40冊程度)で勉強を進められるのは映像講義を受けたり、学校に質問したりすることができるためです。自分一人しかいない独学者は予備校利用者の真似をしていてはいけないと思います。

テキストが2シリーズあれば片方を読んで意味が分からなくても、もう一方を読めば意味が分かることがあるかもしれませんし、両方の記述を読み比べて、つじつまを合わせることで正解が見えてくることもあると思います。特に「受験100講Ⅰ」をメインテキストにしようとしている方は、最初から早稲田法科専門学院の講座を利用するか、他の土地家屋調査士試験用のテキストをもう1シリーズ購入することを強くお勧めします(「受験100講Ⅰ」は調べ物には向いていなかったと思います。何か調べ物をしたいときに文章だらけの本の中から目的の箇所を探し出すのは大変です)。

オートマシステム 4 不動産登記法Ⅰ

司法書士試験用の本です。同じ不動産登記法でも司法書士試験は権利登記、土地家屋調査士試験は表示登記からの出題が主ですが、土地家屋調査士試験にも所有権保存、所有権移転という権利登記の言葉は出てきますし、記述式のほうでも申請人に関して登記記録から所有権移転を読み取らせる問題が出ていることもあり、土地家屋調査士試験を受けるにあたって、権利登記のことはまったく何も分からない、というようでは心もとないところがあります。本書はローマ数字が若いこともあり、不動産登記法の入門的な内容にもなっており、土地家屋調査士試験の受験生にも向いていると思います。

ちなみに平成29年(2017年)度試験には、この本を読んでいれば解けた肢が2つ出ました。登記識別情報が通知されるのはどういうときか(問5-イ)、住所証明書を添付するのはどういうときか(問17-ア)の2つです。数年に1肢くらいの感覚ですが、ときたまダイレクトにこの本の知識が役に立つことがあります。過去には平成25年(2013年)度の問14-オ、平成22年(2010年)度の問19-アなどです。

司法書士試験用の本なので、この本1冊で土地家屋調査士試験の不動産登記法の勉強をすることはできませんが、何年も土地家屋調査士試験の勉強をしている受験生が〝司法書士試験用のテキストという、普段利用している土地家屋調査士試験用のテキストとは違った観点から〟不動産登記法の入門的な内容や土地家屋調査士試験にも登場する一部の権利登記の内容を学ぶのにお勧めの1冊です。

メディア教材(筆界特定、敷地権・区分所有法、論述対策)

東京法経学院が出しているメディア教材(テキストに加え、DVD or 動画DL付きの教材)です。択一式でほぼ毎年出題されている筆界特定制度や独学だと特に分かりにくい区分所有法・敷地権を短時間(筆界特定約6時間、区分所有法・敷地権約8時間)でマスターできる独学者必須の教材です。

土地家屋調査士試験の合格者(うち9割強が受験指導校を利用)の平均学習時間が3,100時間~4,600時間くらいであることを思えば、それよりもはるかに勉強時間がかかる独学者(仮に約3倍と考えると9,000時間~1万4,000時間。しかし、時間をかければ誰しもが「リーマン予想」や「ABC予想」を証明できるわけではなく、そういう意味では時間の問題ではない。どんなに時間をかけてもできないことはできない。答えを教えてもらったほうが早い)にとっては望外の高速マスターです。勉強時間短縮のためには、各種テキストの利用はもちろんメディア教材の利用が欠かせません。

択一式の勉強の延長線上には記述式の論述問題の勉強が位置しているため、記述式の論述問題の教材もここで一緒に紹介しています。敷地権や筆界に関する問題は、論述問題としてもよく過去問に出題されていますよね。

その他のテキスト等

東京法経学院が出している他のテキストやメディア教材です。他の場所で紹介しきれなかったものをここで紹介しています。Amazonによると、この2つのテキストはよく一緒に購入されているそうです。

択一式の勉強だけでは理解できなかった問題が、記述式で書式の勉強をした後なら簡単に解けてしまうことがある(だからこそ択一式を完璧にしてから記述式の勉強へと進むのは悪手となる)ように、表示登記の記録例を知っていると理解が進むような択一式の問題もきっとあるはずです。普段から表示登記を見慣れていない受験生に特におすすめの1冊です。

通信講座よりも通学講座を取るほうがお得!

土地家屋調査士試験は合格者を1人輩出するのに260万円や560万円くらいのお金が必要です。受験指導校を利用する際は、どこの学校にするかを考えるのではなく、560万円を使うことを目標にしてください。そうすればおのずと合格も見えてきます。

具体的にどうすれば良いかといえば、講座を買うときは、値段が高くて全部込み込みのフルセットの講座を購入することです。中途半端な価格の中途半端な講座を選ぶよりも、きちんとお金を払って、資格の学校各社がそれぞれ完成させている全課程をこなすことが大切です。全部合わせて1つの作品なのです。講座の一部だけを利用して合格してください、なんて誰も言っていないと思います。

そして合格するまで何度も資格の学校を利用し続けることです。月刊誌「不動産セミナー」の合格者アンケート調査によると土地家屋調査士試験の合格者の9割強は受験指導校を利用しており、また、受験生や合格者のブログなどを見ると毎年いろいろな予備校をはしごしていることが分かり、月刊誌「不動産セミナー」2018年4月号の合格者アンケート調査によると、受験指導校を「最初は利用していたが、途中で止めて独学にした」合格者の割合は0%となっています。受験指導校の利用を途中でやめてはいけません。たとえば答練講座を取るのをやめると勉強をする習慣が途切れてしまうような気がするのですよね。

また当然のことですが、自宅でだらだらとDVDやDL動画を見るよりも、校舎に通って気を引き締めて勉強を進めたほうが良いでしょう。特に答練講座は、本試験の練習という意味では、自宅で受けるよりも外部で受けたほうが本試験の環境に近いため効果は高くなると思います。通学が場所的、日程的に無理な方は通信講座を選ぶことになると思いますが、せめてどこかあまり環境の良くない場所で答練を受けてみることをお勧めします。本試験では受験会場に大きなせきをする人がいて気が散ったり、緊張して文字や図面を書く手が震えたりするためです。

もちろん通信講座よりも通学講座のほうが値段は高いです。値段が高いほうが合格により近そうであるという法則はここでも健在です。より早く、無理なく560万円の効果を確実に享受していくことを考えれば(いろいろな学校を回って勉強1年目に560万円分の講座を全部買っても、その年にその全部はこなしきれませんよね?)、もはや選択肢は560万円の穴を大きく埋められる通学講座一択です。

最終的には世の中にあるすべての予備校講座を利用することになる方もいると思いますが、とにかく560万円を使うまでは「負け」ではありません。560万円までは「必要経費」の範ちゅうです。仮に560万円を超えたとしても、せっかくそこまでお金を使ってきたのですから、そこであきらめるのはもったいないです。そもそも560万円を使うまでは必要経費なのですから、まだ試合は「引き分け」の状態です。その後もガンガンお金を使って「試合に負けて勝負に勝つ!(土地家屋調査士試験に合格する)」方向を目指しましょう。もしそれでもダメならあきらめましょう。

ところで土地家屋調査士試験の合格者の約5割を輩出している資格予備校やフルカラーテキストの調査士講座のことをご存じでしょうか? 当サイトおすすめの土地家屋調査士試験、測量士補試験の予備校講座はこちらです。リンク先で詳細をご確認下さい。


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