「悪夢のエレベーター」(木下半太)の感想

★★★
伯爵レグホン大佐 2015/01/12(Mon) 13:38

あらすじ

第一章「小川の悪夢」。目が覚めるとそこはエレベーターの中だった。エレベーターに閉じ込められた小川の運命やいかに……。以下省略。

感想

本書の映画を昨年の年末に見た。たまたまテレビをつけると映画を放送していたので見た。作中のやりとりの大半はエレベーター内で進むので、映画でも話の大部分はエレベーター内で進む。映画を作る際に周りの風景やエキストラ等に気を遣わなくて良いので作りやすい映画だと思った。

マンションの管理人の望月という男がとても気持ち悪かったのが印象に残っている。望月は小説でも気持ち悪かった。気持ち悪さが台詞から滲み出ている。望月は小説内でも「キシシ…」と笑いながら黄色い歯を見せてくる。

ちなみに本書はミステリー小説である。映画を観ていたときは前半部分ではコメディ映画かと思っていたが、中盤くらいからミステリー映画になっていった。

ちなみに本書はシリーズものらしく「悪夢の~」というタイトルで他にも作品があるらしい。本書が気に入った人は読むと良いと思った。おわり。

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