私の防災ポーチ(2ページ目)懐中電灯編
外出時カバンに入れているもの2(前回の続き)
私がカバンに入れている懐中電灯の紹介です。笛については1ページ目、その他の防災グッズは3ページ目で紹介しています。実は私はあらためて防災ポーチを作るまでもなく、自治体が防災ポーチに入れるよう指示しているような防災グッズをすでにいくつか持ち歩いていました。そのため、私はそもそも防災ポーチをあらためて作る必要がありませんでした。
懐中電灯(および自転車設置用のライトホルダー)
懐中電灯は夜間や冬の夕方などの暗い時間に「コイン精米機の米ぬかを採取する」ために必要です(私の場合はそう)。米ぬかが舞うため「防塵性能」が必要です。また、自転車のダイナモタイプの前照灯を誰かに壊されたときは、懐中電灯を自転車の前照灯として使う必要がある(というか現在、実際にそのような使い方をしている)ため「自転車の前照灯としての法律上の要件を満たすような明るさのライト」が必要です(別の話になるが、ダイナモタイプで豆電球タイプの昔ながらの前照灯がこの要件を満たしているとは、私にはとても思えない)。雨でも自転車に乗ることがあるため「防水性能」が必要です。持ち歩くため「小さくて軽い」ほうが良いです(ただし、細すぎると自転車のライトホルダーに設置できなくなるため細すぎは困る)。「使う電池の本数は少ない」ほうが良いです。私は電池を使う製品は単3電池使用の製品に統一しているため「単3電池で動く懐中電灯」が良いです。このような条件のもとで私が選んだ懐中電灯は「LUMINTOP(ルミントップ) Tool(ツール) AA 3.0」でした。
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この懐中電灯は「商品附属の充電式バッテリー1本(充電ケーブルは付属しておらず別途用意する必要あり)」 or 「単3電池1本」で動かすことができ、明るさは4段階に調節でき、たとえば単3電池1本でも4ルーメンの明るさで60時間稼働するため(商品附属の取扱説明書にはそう書いてある。WEB上にある商品紹介ページの画像を見てみるとローの明るさが20ルーメンで60時間稼働になっていますが……)、なるべく少ない本数の電池で、なるべく長く懐中電灯を使えるようにしておきたい災害時にはぴったりの懐中電灯です。この商品にはストラップも付いており別途自分でストラップを購入する必要がなく、耐衝撃1.5mもあります。ストラップを付けても懐中電灯の重さは約26g(バッテリーや電池含まず本体のみの重さ)と軽いため、持ち運びしやすいよう、なるべく軽量化しておきたい防災ポーチに入れるにもぴったりの懐中電灯です。
この懐中電灯には蓄光ディフューザー(この懐中電灯をランタンのようにするパーツ)と、マグネットテールも付いています。マグネットテールは磁石になっており、懐中電灯を金属の部分にくっ付けて使うことができます。なお、一番明るいモードにすると頭部が発熱してくるため、冬などの寒い時期の災害時には、この懐中電灯をふつうに使うだけでも手が温まります(握って熱をこもらせるような使い方をするのは危険だと思います)。ちなみに私は色はブルーを買いましたが、商品紹介ページの画像にあるような、少し色あせたような青(やや水色っぽい?)ではなく、もっと濃い青色をした商品が届きました。最後にこんなにすばらしい商品なのに、なんと値段が安いです。OLIGHT(オーライト)などの評判が良い自転車の前照灯はたぶんこの値段では買えません(そちらはそちらで優れている点があるのだと思いますが大体8000円くらいしますからね)。また、災害時はバッテリーを充電できるかどうかが不安なため、バッテリーだけではなく電池でも使えるライトのほうが安心だと思います。
点灯モード | ターボ | ハイ | ミドル | ロー | ストロボ | |
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バッテリー | 明るさ | 900 | 500 | 150 | 20 | 500 |
稼働時間 | 3分+1時間 | 1時間10分 | 4時間 | 37時間 | 記載なし | |
単3乾電池 | 明るさ | 300 | 150 | 30 | 4 | 150 |
稼働時間 | 1時間 | 3時間 | 12時間 | 60時間 | 記載なし |
明るさの単位はルーメンです。
警視庁が紹介している懐中電灯に似ている懐中電灯
「警視庁警備部災害対策課」紹介の外出時にカバンやリュックに入れるなどして常時持ち歩く「防災ボトル」の中に入っている懐中電灯(リンク先の⑤ミニライト)は、LUMINTOP(ルミントップ)の単4電池タイプに似ていると思います。このサイズ、この形状、このクリップ、このアルミメッシュの懐中電灯で、丸いマークの横に文字が並び、お尻にキーホルダーを付ける部分があります。しかも以前は単4タイプのLUMINTOP(ルミントップ)には購入時にキーホルダーが付属していたようなのです(私が確認したキーホルダーとリンク先のキーホルダーは形状が違いますが)。
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ただ私が似ていると思っただけで、実際に同じものかどうかは私には分かりません。画像が小さいため判断が困難です。たとえばOLIGHT(オーライト。懐中電灯メーカーの1つ)のロゴの先頭のOの字をLUMINTOP(ルミントップ)の丸いうさぎマークと勘違いしている可能性があります。ルミントップでもオーライトでもなく他のメーカーの懐中電灯の可能性すらあります。
私が購入を悩んだ懐中電灯
「エルパ (ELPA) LEDカラー懐中電灯 防水 100ルーメン」です。この商品も単3電池1本で使えます。明るさは100ルーメンです。米ぬか採取時に使うならたぶんこの懐中電灯でも良かったと思います(防塵性能はありませんが)。点灯時間10時間の商品と点灯時間15時間の商品があり、点灯時間15時間の商品のほうが購入候補でしたが、この商品を購入前の私には100ルーメンがどの程度の明るさかが分からず、自転車の前照灯として使えるような光を出せるかどうかが不安だったこと、また、点灯時間15時間の商品は本当に存在するのかという点に疑問を持ち、購入を断念しました。メーカーの製品紹介ページを見てみると点灯時間15時間の商品のことは載っておらず、近所のホームセンターで実際にこの商品を手に取って品番などを確かめてみても点灯時間10時間の商品しか置いていませんでした。誰か点灯時間15時間の商品を購入して、本当に点灯時間15時間の商品があるかどうかをAmazonのレビューに書いてほしいと思います。
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LUMINTOP(ルミントップ) Tool(ツール) AA 3.0よりも、こちらの懐中電灯のほうが全長が6ミリ長く、直径が4ミリ大きいです。
その他の比較的小型な懐中電灯に対して私が思うこと
基本的に「明るすぎ」「点灯時間が短すぎ」「電池何本も使いすぎ」だと思います。
蓄光ディフューザーを取り付けてランタンのようにした「LUMINTOP(ルミントップ) Tool(ツール) AA 3.0」の一番明るいモード(=バッテリー使用時に900ルーメン)ですら狭い部屋なら、もしかするとふつうに電気を付けているのかと勘違いする方がいるかもしれないような明るさです。災害時に1万ルーメンなどの訳の分からない光を出す変わりに懐中電灯の使用時間や必要な電池本数の少なさを犠牲にするのはどうかと思います。有名企業パナソニックの中型懐中電灯(単1電池2本で132時間稼働。防水)
ですら30ルーメンしかありません。しかもこの明るさで従来品比約1.7倍だというのだから、以前の懐中電灯はどんなに暗かったことでしょう。しかし、このパナソニックの中型懐中電灯ですら停電時に家庭で使うならたぶん十分な明るさです。
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この30ルーメンの懐中電灯でも昔ながらの豆電球タイプの懐中電灯しか知らなかった私にとっては十分明るいと感じる。単1電池ならではの132時間という長時間の稼働が魅力の商品です。懐中電灯は停電時に1人1本必要ですし、夜間は光をつけてトイレに置きっぱなしにしておく懐中電灯なども必要になることを思えば(そのような使い方をするならランタン型の懐中電灯のほうが適していると思いますが)、懐中電灯は家族分の本数を買うだけではまだ足りませんので何本あっても良いと思います。もし電池の種類が違うことが気になるなら電池変換スペーサーを使う手があります。
なお「LUMINTOP(ルミントップ) Tool(ツール) AA 3.0」を実際に外で使ってみて驚くのが、光が届く距離がかなり長いことです。夜間に高層マンションの壁を地上から上に向かって照らしてみるとよく分かります。懐中電灯の光の指標は明るさや光が広がる範囲だけでなく、光が届く距離もその1つであることに気づかされます。
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「LUMINTOP(ルミントップ) Tool(ツール) AA 3.0」のロータリースイッチはお尻側の部品を回すことでも機能します。お尻側の部品を回すたびに明るさを切り替えることができるため、お尻側のパーツをマグネットテールに付け替えても明るさを変更できるようになっています。