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【法務省は部落差別をしている?】
【土地家屋調査士試験】
関数電卓と作図道具の選び方
部落民は暴力団に入るしかない社会を法務省が作った】

関数電卓

受験案内書には「電卓又はそろばん」としか書かれていませんが、試験に携行すべきなのは関数電卓です。平成30年(2018年)度と令和元年(2019年)度試験の問題用紙には三角関数の真数表が掲載されておらず、一部の特殊な電卓(関数電卓)で一部の特殊な操作方法(「1+1=」とかではなく、「SHIFT、tan-1」など)を取らないと答えが出せない問題が出ました。

関数電卓にはコンビニで売られている普通の電卓には付いていない「ルート(√)キー」「角度(度・分・秒の60進数)の足し算・引き算機能」「複素数モード」も付いており、試験ではそれらの機能も使います。関数電卓は文具店やホームセンター、家電量販店等で売られています。

ちなみに私は関数電卓はカシオの「fx-375ES」を使いました。カシオの関数電卓は同じシリーズの中でも商品名に付いている数字が大きくなるほど電卓の中に入っている関数・機能の数が増えて値段も高くなりますが、その増えた関数・機能はどれも試験では使いません。したがってfx-○○○ESシリーズだと375で十分だし、fx-JP○○○シリーズだと500で十分です(○○○の部分には375や500等の3桁の数字が入ります)。

法務省のリストアップと受験案内書の注意事項

使用可能な電卓の例として法務省が具体的な機種をリストアップしています(「令和○年度土地家屋調査士試験の筆記試験における電卓の使用について」を参照のこと)。

ちなみに平成29年度試験の受験案内書によると、

  • プログラム機能があるもの
  • プリント機能があるもの
  • アルファベットやカナ文字が入力できるもの
  • 電池式以外のもの

は使用することができないとされていました。

関数電卓にはA~F、X、Y、Mのアルファベットが入力できるものもありますが、法務省が示す使用可能な電卓の例を見てみると、そういう関数電卓でも使用可能とされているようです。たとえば私が試験に使ったカシオの「fx-375ES」はA~F、X、Y、Mのアルファベットが入力できます。

関数電卓の選び方(何も分からない人向けの話)

関数電卓は新しい機種が発売されたり、古い機種が生産終了になったりするため、時が流れて上記2つのシリーズがもう無くなっている時期にこのページを見ている人がいるかもしれませんが、関数電卓を買うときはその機種が土地家屋調査士試験にふさわしい性能を持っているかどうか(オーバースペックではないかどうか)をよく調べたほうが良いです。そうしないと無駄に高いものを買うことになりますよ。

というのも土地家屋調査士試験の午後の部の試験問題は平成30年(2018年)度、令和元年(2019年)度、平成十年代後半ごろの一部の問題を除いては100円ショップの普通の電卓でも全問解けるためです(たぶん)。そろばんでも解けます。100円ショップの普通の電卓にはルートキーも付いています。コンビニで売られている普通の電卓にはルートキーがなく「税込」「税抜」という余計なボタンが付いています。

関数電卓がいらない理由

土地家屋調査士試験は、少なくとも午後の部では三角関数の機能(sin、cos、tanのボタン)すら必須のものではありません。関数の値が必要なときは問題用紙に掲載された真数表を使うことになっているためです。ただし、平成30年(2018年)度と令和元年(2019年)度試験の問題用紙には三角関数の真数表が載っておらず、一部の特殊な電卓(関数電卓)で一部の特殊な操作方法(「1+1=」とかではなく、「SHIFT、tan-1」など)を取らないと答えが出せない問題が出ました。これからは三角関数の機能や、関数電卓の一部の特殊な操作方法の勉強が必要になるかもしれません。

関数電卓がいる理由

平成30年(2018年)度と令和元年(2019年)度試験では普通の電卓やそろばんではなく一部の特殊な電卓(関数電卓)を試験に持ち込んで一部の特殊な操作方法(「1+1=」とかではなく、「SHIFT、tan-1」など)を取らないと答えが出せない問題が出ました。私が勉強に使ったテキストや過去問には、この関数電卓の特殊な操作方法を解説しているものは1つもなかったと思います。関数電卓のテキストを買ってきて、関数電卓の特殊な操作方法の勉強をする必要があると思います。

また、試験には制限時間があるため、自力でルートを開いたり、60進数の計算を暗算したり、地積を座標法で求めたりしていると制限時間内に試験問題を解き切ることができません。暗算では正確性にも欠けます。特に地積に関しては、普通の方法(座標法)で求めるなら書くのに時間がかかる途中式を書かないと計算ができないにもかかわらず、その途中式は問題文の注意事項により「記載することを要しない」とされ、点数にならなくなっており、解答時間短縮のためには複素数モードの使用が欠かせません。

関数電卓ならさらに、打ち損じがあったときにその箇所だけを打ち直したり、数式に括弧を入れたり、ボタン1つで数字を二乗させたりすることができます。とても便利です。

関数電卓の選び方(少しは分かっている人向けの話)

関数電卓を売っている会社は3つあります。カシオ、キヤノン、シャープです。

私は関数電卓を選ぶ決め手は数学自然表示(教科書ビューモデル、式通り入力表示などとも呼ばれる)ができるか否かとメモリーの数、あとは関数電卓の使い方を教えるテキストが対象としている電卓か否かだと思います。

数学自然表示とは?

数学自然表示については2018年1月現在、カシオのホームページを見てみるとそれができない機種のほうが珍しく、私が買った関数電卓もそれができるものだったため、数学自然表示ができないと何が困るのかと言われると具体的にはよく分からないところがあるのですが、カシオの公式サイトのQ&A(Q4.「自然表示」、「数学自然表示」とは何でしょうか?)を見てみれば、それができないと面倒なことになりそうなことが、ぱっと見て何となく分かると思います。

なお、キヤノンは数学自然表示のことを「教科書ビューモデル」と呼び、またシャープは同様の機能のことを「式通り入力表示」と呼んでいるようです。

メモリーの数

メモリーの数は辺長や地積を複素数モードで求めることと関係があります。多角形の土地の頂点1つにつきメモリーを1個使うためです。たとえば四角形の辺長や地積を複素数モードで求めるときはメモリーを4個使います。1筆の四角形の土地を2筆の四角形の土地に分筆するときはメモリーを6個使います(4+4=8個ではありません。2個は重複しているためです)。

カシオの関数電卓(fx-○○○ESシリーズやfx-JP○○○シリーズ)はメモリーが9個まで使えます。カシオの関数電卓と比べるとキヤノンの関数電卓はメモリーの数が多いです。機種にもよりますが、多いものだと19個あります。外観はぱっと見、カシオの関数電卓と大して変わらないため、どこにそんなにメモリーキーがあるのか不思議でしたが、取扱説明書によると0~9のボタンがメモリーキーになっているようです。カシオの関数電卓しか持っていないと、本試験でメモリーを10個以上使う問題が出たときに困りますので、2台目の電卓としてキヤノンの関数電卓も用意したほうが良いかもしれません。

関数電卓のテキスト

関数電卓の使い方を教えるテキストです。自分が使っている関数電卓に合う教材を選ぶことになると思います。

関数電卓のテキスト

2台目の電卓

電卓は2台まで持ち込めます。私も2台持ち込みました。私の2台目は昔、近所のコンビニで買った約1,000円の普通の電卓です。試験中に突然、関数電卓が壊れる可能性は低いと思うので、2台目はボタンが大きくて押しやすい普通の電卓を使うという手もありだと思います。

電卓はルートキー付きのものが良いです。試験中に関数電卓が壊れた場合に普通の電卓で辺長を求める際に使うルートキーは、制限時間の都合上、試験に必須の機能のためです。

三角定規

私は近所のスーパーで2枚組みの三角定規(全長12cm。約200円)を買いました。目盛りの長さは10cmです。過去問を解いていると10cmだと短くて困ることがありますが、その場合でも三角定規が2枚あれば大丈夫です(1枚は一応、三角スケールでも代用できますが、三角スケールだと三角定規と接させる部分が薄くて安定感に欠けるので三角定規は2枚あったほうが良いでしょう)。

他のサイトやブログでは超高額な三角定規(2枚組で約3,000円。過去にはこれに直定規を付けて約5,000円で販売していた会社もある)が紹介されていますが、そういう縮尺目盛りが付いていたり、12cmよりも大きかったりする三角定規が欲しい人は、始めから通販を利用したほうが良いかもしれません。私は街中を探したのですが、縮尺目盛り付きの三角定規どころか、目盛りが10cmを超える三角定規すら見つけることができませんでした。通販なら予備校製の縮尺目盛り付きでサイズが大きな三角定規を簡単に入手できます。

土地家屋調査士試験専用の特製三角定規

追記しますが、2018年5月に100円ショップで直角三角定規23cm、二等辺三角定規16cmの2枚組の三角定規を見つけました。4年間探しても街中で目盛りが10cmを超える三角定規を見つけたのはこれ一件だけです。

直定規

直定規は平成27年(2015年)度試験から明確に持ち込みが禁止されました。受験案内書の携行品欄には定規に関しては「三角定規」としか記載されておらず、直定規の持ち込みは、少なくとも受験案内書上は元から許されていませんでした。

三角スケール

分度器

今となっては近所の100円ショップで三角定規と分度器のセット商品を買えば良かったと思う。全円である必要はありません。角度が180度を超えているときは反対側を測れば良いためです。円は360度のため反対側は必ず180度未満になります。

製図用コンパス

基本的には使わない道具です。使うのは平成7年(1995年)度や平成10年(1998年)度の建物図面を書くときや、平成11年(1999年)度と平成16年(2004年)度の土地の座標値の計算を「円の方程式の連立方程式」で解くときくらいです。

ただし、円の方程式の連立方程式は頻繁に使う計算方法ではないため公式を忘れやすく、また、解くのに時間がかかる計算式なので別の解き方を選んだほうが良く、そういう意味ではコンパスが本当に必要になったのは平成7年度や平成10年度の建物図面のみです。

試験でコンパスを使う機会はほとんどないので、コンパスを使って何か特殊な解き方を企図するわけでもなければ、コンパスはどんなものを選んでも問題ないと思います。

ボールペン

鉛筆

鉛筆

鉛筆削りは持ち込めないので鉛筆(B又はHB)が複数本必要です。平成30年(2018年)度試験以降、試験に持ち込める鉛筆は「B又はHB」となりました。それ以前は「HB」のみでした。おすすめの鉛筆はこちらです。

択一式のマーク用1本、記述式の土地の作図用・建物の作図用各1本で少なくとも合計3本の鉛筆を持ち込む必要がありますが、作図中にとがった芯の先端を思いがけずつぶしてしまうとそれ以降の作図がうまくいかなくなるため、実際には予備の鉛筆を含めてもっと数が必要です。

持ち込む本数を減らしたければ赤青鉛筆のように鉛筆の両端をけずるという手があります。この削り方は「貧乏削り」と呼ばれています。

おすすめの鉛筆削りはこちら。

とがった芯の先端を保護するために「鉛筆キャップ」も必要です。ただし、鉛筆キャップは試験には持ち込めないので試験前に外します。

シャープペンシル

試験にシャープペンシルを持ち込めるかどうかの判断は長らくグレーゾーン扱いになっていましたが、平成30年(2018年)度試験の受験案内書の9.(2)でシャープペンシルの持ち込みが許されていること、シャープペンシルの使用は問題用紙に限られること(要は答案用紙にはシャープペンシルが使えないこと)の2つが明確になりました。

あとは気になるのは「ロケット鉛筆」が鉛筆に含まれるかどうかですね。ロケット鉛筆は芯の先端がつぶれればパーツを入れ替えれば良いだけなので鉛筆の持ち込み本数を大幅に減らせるのです。ただし、パーツが1つでもなくなるとそれ以降の使用が不可能になるため予備は必要です。

ちなみに製図用のシャープペンシル「グラフギア500」はグリップの部分が金属になっており頑丈でおすすめです。グラフギア500は芯の反対側の消しゴムの部分に長さ11ミリの針金も付いており、ペン先の芯詰まりを簡単に解消することができます。長く使っていると色が変わる高級な家具のように手入れをして使っていきましょう。

その他

ラインマーカーまたは色鉛筆

試験にはラインマーカーまたは色鉛筆を持ち込めます。ラインマーカーというのは蛍光ペンのことです。法務省の受験案内書によると「問題検討のため,問題用紙に限りラインマーカー又は色鉛筆の使用を認めます。」とされています。

私は赤青鉛筆を持ち込みましたが、普段から問題を解くときに色鉛筆は使っておらず、長らく試験でも使っていませんでしたが、実は使うべきだったのではないかと思います。試験会場で音を聞いていると、他の受験生は記述式の問題を解くときに何かペンを使って線を引いたりしているようなのです。

東京法経学院などの予備校の答練講座を利用しないと線を引く練習ができません。過去問はもう問題の内容が分かっているので線など引く必要がなかったのです。東京法経学院などの答練講座を受けて、問題用紙をぐちゃぐちゃにしないと線を引く習慣が身に付きません。

ペットボトル飲料

キャップ付きのペットボトル飲料(カバーは禁止。ペットボトルというと大中小の3サイズあると思いますが、250ml程度の中サイズまで許可)も持ち込めます。ペットボトルの表面に付いている商品名や成分表示が書かれているビニールのシートのことはラベルといいます。ラベルは誰も外していませんでした。「250ml程度」というのは試験会場の貼り紙で判明したことで受験案内書などには記載されていません。

ちなみに私はペットボトル飲料は試験に持ち込みませんでした。試験会場の机が狭くて答案用紙が濡れてしまうことを恐れたためです。それに試験中に飲み物を飲んでいるような時間はないと思います。試験会場にある机が長机だった場合、隣に別の受験生がいるかどうかでも、自分が使える机の範囲は違ってきます。自分がどういう環境で試験を受けるかは、試験当日まで分かりません。

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