【土地家屋調査士試験】
記述式のテキストパーフェクトガイド

問題演習型のテキスト

私が受験勉強を始めたころは、記述式のテキストといえば「書式合格演習ノートⅠ・Ⅱ」と「受験100講Ⅲ 書式編」くらいしか選択肢がありませんでした。当時から「書式合格演習ノートⅠ」は、どこの書店を探しても見つからず、Amazonで中古本の値段が高騰していたため、私は安価な「受験100講Ⅲ 書式編」のほうを使いましたが、その後は新しい書籍の販売や絶版だった書籍の再販が始まるなどして選択肢が増えてきています。

問題演習型のテキスト
  • 土地家屋調査士 記述式BASIC すっきり! まるわかりゼミ初学者向け

    まずはこの教材から手を付けるのがおすすめです。他の教材は一部、初学者向けの内容を含むケースもあるものの、多くは初学者が何の事前学習もなしに入り込めるような内容ではなく中級者向けのものが多いです。


  • 土地家屋調査士 記述式合格演習テキストⅠ・Ⅱ

    かつてAmazonで中古本の値段が高騰していた「書式合格演習ノートⅠ・Ⅱ」が改訂・タイトル変更され、再び入手できるようになりました。その教材がこちらです。詳しくはリンク先の紹介文をどうぞ。


  • 楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー(3訂版)

    この本も私が受験勉強を始めた頃は書店になく、通信販売で高値が付いていましたが、2016年の11月に新版が出たため購入しやすくなりました。基本問題15問、実践問題35問の合計50問が収録されています。この本は他の問題集や過去問と比べると解説がとても詳しく分かりやすく、基本問題だけなら初学者にも向いていると思います。記述式の演習を過去問からではなく、この本の基本問題から始めても良いのではないかと思うくらいです。A5判。

  • 土地家屋調査士 受験100講Ⅲ 書式編(改訂3版)

    受験の基本書式パターンを完全網羅した分野別の問題50問と基礎練習問題13問が付いており、問題集としての購入がおすすめです。巻末に平成21年(2009年)度~平成23年(2011年)度の3年分の過去問とその解説も収録されています。座標法の式の作り方も解説しています。B5判。

記述式のテキストには「(読み物としての)普通のテキスト」と「問題演習型のテキスト」の2種類あります(私が勝手にそう分類しているだけですが……)。上述したテキストはいずれも問題演習型のテキストです。

土地家屋調査士試験の記述式のテキストを自動車学校の教習になぞらえると、普通の読み物としてのテキストは教室で行われる講義(学科教習)、問題演習型のテキストは校内で行われる車の運転(技能教習)、そして特に新しいほうの過去問を解くことは校外で行われる車の運転に似ています。もし初学者で車の運転をするときに先生が欲しいなら予備校講座を受けたほうが良いです。自己流で適当なことをしていると、試験当日に事故を起こして大怪我、場合によっては心が折れて再起不能(撤退)になるおそれがあります。

問題演習型のテキストの感想

本試験では答案用紙にあらかじめ表や枠のようなものが用意されており、何も書かれていない白紙の上に「登記申請書」という書き出しから末尾の「職印」までのすべての文字や線を書き出していくわけではありません。「土地家屋調査士 受験100講Ⅲ 書式編」や「楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー」には答案用紙が掲載されていないため、独学者がいきなりこれらの本で勉強を始めると、そのことに気がつきにくいです。

問題を解きなれてくると答案用紙の有無は気にならなくなるのですが、初学者にとって答案用紙は解答の際の大きな手助けになりますので、慣れるまでは「土地家屋調査士 書式練習用紙 A3判」を眺めながら(あるいはそれをコピーしてきて直接そこに記述していくような形で)問題を解いていくことになると思います。

ちなみにここでは「問題演習型のテキスト」と言えども、中身はただの問題集のようなものであり、自分の力だけでこれらの本に収録されている問題を解き進めていくことはかなり困難です。誰かに解き方を教えてもらうか、後述する「(読み物としての)普通のテキスト」と両立しながら解き進めていくのが前提になると思います。そういう意味で独学者にとっては中級者向けの本が多いと思います。

読み物としての普通のテキスト

申請書、図面、計算のテキスト

「土地家屋調査士 登記申請書と添付図面」は記述式の勉強を始めるときに、きっと参考になると思います(作図道具、申請書の書き方、作図方法、文字・図面の訂正方法etc.)。ちなみに「不動産表示登記申請マニュアル」のほうは四訂版の時点で3冊合計でこの本の約3.5倍のページ数(約1,100頁)になっており、情報量がまるで違います。初級の本で勉強した後は上級者向けの本に進みましょう。

記述式のテキストは複数購入したほうが良いです。独学だと分からないことはすべて自分で解決しなければならないためです。片方を読んで意味が分からなくても、もう一方を読めば意味が分かることがあるかもしれませんし、両方の記述を読み比べて、つじつまを合わせることで正解が見えてくることもあると思います。

関数電卓のテキスト

関数電卓の使い方を教えるテキストです。自分が使っている関数電卓に合う教材を選ぶことになると思います。平成30年(2018年)度と令和元年(2019年)度試験の問題用紙には三角関数の真数表が載っておらず、一部の特殊な電卓(関数電卓)で一部の特殊な操作方法(「1+1=」とかではなく、「SHIFT、tan-1」など)を取らないと答えが出せない問題が出ました。関数電卓のテキストの購入は必須だと思います。

関数電卓のテキスト

動画付属で分かりやすい作図、数学、求積のテキスト

いずれもDVD or 動画DL付きの教材です。テキストだけでは分かりにくいことが映像で分かります。詳しい紹介はリンク先の紹介文をどうぞ。