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【土地家屋調査士試験】
平成2年(1990年)度

G点

点D、点Cは測量成果により座標値が分かっており、さらに見取図には辺DGの長さが載っているため、三平方の定理により辺DCの長さを求めれば、内分点の公式 or 比の計算により点Gの座標値を求められる。

平成元年度「E点」と同じ問題です。

E点

測量成果によるとA点、B点は高さが同じ(X座標が同じ)。したがって、その直線上にあるE点のX座標もそれと同じ。また見取図には点Aから点Eまでの距離が載っており、点AのY座標にその距離を足すことで点EのY座標を求められる。

F点

直線の方程式で求めます。直線GFと直線FEの交点がF点です。

直線の方程式

点(x,y)を通り、傾きがθの直線は、次のような方程式で表すことができます。

  • y=tanθ(x-通るx)+通るy

測量座標のため、tanθのθには方向角を使います。

直線GFの方程式

まずは辺GFの方程式を作ります。ちなみに下の画像中のX、Y、Z(赤字の英文字)は問題文にはありません。解説のために私が勝手に置きました。

直線の方程式

問題用紙掲載の見取図によると角Xは75°57′49″のため、その対頂角である角Yも同様の角度であることが分かります。そして点Aと点BはX座標が同じ(要は高さが同じ)ため、点Zから点Fの方向角は、直角90°-角Y(75°57′49″)=14°2′11″であることが分かります。これが傾き(tanθ)になります。そして辺GFの直線は既知の点G(58.57,43.38)を通ります。これが公式の中の「通るx」「通るy」になります。したがって、直線GFの方程式は

  • y=tan14°2′11″(x-58.57)+43.38

となります。

直線FEの方程式

問題用紙掲載の見取図に角FEBの大きさが載っています(106°41′57″です)。106°41′57″-直角90°=16°41′57″ですが、この角度は方向角とは逆向きに進んでいるため、頭にマイナスを付けて「-16°41′57″」とします。これが直線FEの傾き(tanθ)です。そしてこの直線は既知の点E(40.00,41.00)を通ります。これが公式の中の「通るx」「通るy」になります。したがって、直線FEの方程式は

  • y=tan(-16°41′57″)(x-40.00)+41.00

となります。

直線の方程式

ちなみにこのマイナスの方向角に360°を足せば、方向角をプラスの角度に直すこともできます。tan(-16°41′57″)=tan343°18′3″です。

tanθは幾らか

しかし、ここで1つ問題が生じます。それは真数表にtanの値が載っていないことです。そのため、tanは自力で求める必要があります。

三角関数の公式には次のようなものがありました。

  • tanθ=高さ/底辺

実はこの公式には続きのようなものがあり、

  • tanθ=高さ/底辺=sinθ/cosθ=y/x

となります。

要はtan14°2′11″は、

  • tan14°2′11″=sin14°2′11″/cos14°2′11″

となります。

角度の変換

しかし、ここでまた1つ問題が生じます。それは真数表にsin14°2′11″、cos14°2′11″の値が載っていないことです。そこで角度を変換します。

  • sin14°2′11″(θ=14°2′11″の三角形の高さ)=cos75°57′49″(θ=75°57′49の三角形の底辺)
  • cos14°2′11″(θ=14°2′11″の三角形の底辺)=sin75°57′49″(θ=75°57′49の三角形の高さ)

したがってtan14°2′11″は次のようになります。

  • tan14°2′11″=sin14°2′11″/cos14°2′11″=cos75°57′49″/sin75°57′49″

75°57′49″は真数表にsinとcosの値が載っているため、tan14°2′11″=0.243÷0.970=0.2505154639……であることが分かります。


そのため、直線GFの方程式は最終的にはy=0.2505(x-58.57)+43.38となります。

同様に直線FEの方程式を求めると、y=-0.2995(x-40.00)+41.00となります。tan(-16°41′57″)=sin(-16°41′57″)/cos(-16°41′57″)=cos106°41′57″/sin106°41′57″=-0.287÷0.958=-0.2995……。これが傾きになります。

連立方程式

直線GFと直線FEの交点が点Fです。交点は連立方程式で求めます。tanθは小数第4位まで使わないと答えがズレます。

  • y=0.2505(x-58.57)+43.38……①
  • y=-0.2995(x-40.00)+41.00……②

①の式のyのところに②を代入して(どちらも同じyのため代入できる)、

  • -0.2995(x-40.00)+41.000.2505(x-58.57)+43.38

これを解けばF点のX座標を求められます。F点のX座標が分かれば、今度はそれを①か②のどちらかの式(どちらでも良いです)のxに代入すればF点のY座標を求められます。