同じ値段の同じ商品でも
個包装ごとに重さが違い、
重い商品を買うほうがたぶん得する

アスパラガスの例

私が購入したアスパラガス小株の苗は、同じ商品でも個包装ごとに重さがぜんぜん違いました。苗4個入りの商品なのに重いものは苗が6個入っていたり、もし4個しか入っていなくても苗が大きかったりします。色も全部グリーンなのかと思っていたら数袋の中に1株だけ(間違って?)紫も混じっていました(グリーンアスパラガスの一部が紫色になっているのを見て紫アスパラガスであると誤解しているわけではなく、完全に紫アスパラガスでした)。色は育ててみるまで分からないため選別のしようがないですが、同じ1袋でも中身には差があることを考慮して、アスパラガスの苗を買うときはなるべく重そうな袋を選んだほうが良いと思います(私が購入したケースだと全部が均等に大きいわけではなく、6~4個中2個が大きかった。ほかにも、これはアスパラガスに限った話ではありませんが、袋の中に入っている苗ではなく、袋の中に一緒に入っている土が湿っているため重いというケースも考えられます。特に奥のほうに陳列されている袋はたぶん日当たりが悪いため乾燥しにくく、重さを感じやすいと思います。土で中身が隠れている商品は、中に入っている種芋や木の枝(タラの芽のこと)が腐っていることに気がつきにくいため特に注意が必要です)。


大きい物が1株だけ欲しいという方は、小株1個入りで重いものを探すのではなく、大株1個入りの商品を買ったほうが良いと思います。小株1個入りで重いものは1株が大きくて重いのではなく、小株1個入りと書いておきながら実は3株入っているため重いというケースも考えられるためです。

大和芋の例

大和芋も個包装ごとに種芋の重さがぜんぜん違います。大和芋は内容量2個入りでしたが、合計132g(1個54g、もう1個は78g)の袋もあれば、合計201g(1個98g、もう1個は103g)の袋もありました。大和芋はジャガイモなどと違って通常、種芋1片につき芋1個しか収穫できないと思うので、できるだけ重い種芋が入っている袋を選んで、大きい種芋は切って使い、翌年以降はムカゴからも種芋を育てていかないと種芋が枯渇して尻すぼみになり栽培を続けられなくなると思います(ただし、ツクネイモ(=大和芋?)にはムカゴがほとんど付かないという話もあるようです。私の近所のホームセンターで販売されていた短形自然薯はムカゴが取れました)。

大和芋は、これは実際に重さを計ったわけではありませんが、見て触ってみた感じだとたぶん重量が30g未満なのではないかと思うような大きさの種芋が入っている袋もあるようです(後日、購入して重さを計ってみたところ1個は30g、もう1個は26gでした。つまり同じ値段の同じ商品でも内容量は1袋につき201g、132g、56gと、かなり差があるということです)。また、商品に付いている台紙の裏面にたとえば「種芋は50g~80gのものを使います」などと書かれていても、その商品に入っている種芋が必ずしも1個50g以上あるとは限りません。これはジャガイモでも同じで、たとえば種芋2個入りの商品で「小さい種イモの場合(40~60g)は切らずにそのまま植え付け」などと書かれていても、実際には22gと27gの種芋が入っていたことがあります。

短形自然薯の種芋を確保する方法

短形自然薯の種芋の作り方は2つあります。1つ目はムカゴを育てる方法です。2つ目は収穫したイモの先っぽ(細長い首のほう)を切り落として保存しておく方法です。

他の商品の例

たぶん大和芋だったと思いますが、何かそういうヤマノイモ系の商品で種芋4個入りの商品なのにやけに軽いなと思っていたら、商品の台紙には正確にはどう書いてあったかはもう忘れましたが、たとえば「種芋4入り」などと書かれており、1個の種芋を半分~4分の1に切ったような種芋のかけらを4個入れている商品がありました。種芋を買うときはそれがどういう種芋なのかをよく観察してから購入したほうが良いと思います。たとえば私の近所のホームセンターで販売されていた「たらの木」(1株)という商品は、長さ15センチ、太さ5ミリ程度の木の枝が1本入っているだけでした。これでは「たらの木」(1株)というよりも「たらの木の枝」(1本)です。

とはいえ商品の中身を見ることは難しいこともあります。たとえば私がここで言っている「種芋4入り」の商品は、不織布のような真っ白い袋に入れられており、中身を直接見ることは難しかったです。私がこの商品の異常さ(軽すぎること)に気がつけたのは、過去に購入した他の大和芋の商品と比較できたためです。もし大和芋の種芋の購入が初めてならたぶん何も気がつかずに購入していたと思います。よく気をつけたほうが良いと思います。

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